「旦那ストレス」で毎日がしんどいあなたへ。心が軽くなる5つの解消法。

 

こんにちは。

家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。

 

いまは夫婦共働きが当たり前となりつつあり、それぞれ仕事と家事の両立を余儀なくされているご家庭が多いと思います。

 

そんな夫婦共働きのご家庭にありがちなのが「旦那がなにもしない」といった環境、それにともなう妻のストレスではないでしょうか。

 

「仕事で帰ってきて、なんで私ばっかり家事をやるの・・・」

「最近まったく手伝ってくれない、とてもしんどくてもう嫌・・・」

 

など、なにをしない夫に対してそんなふうに感じることはありませんか?

 

日常の家庭における些細なできごとのなかで、イライラやモヤモヤが積み重なり、気づけばストレスが限界に近づいている・・・。

 

そんな状態が続くと仕事や子育てにも影響が出やすく、相談できる相手もいなければ自分だけ抱え込んでしまうことになってしまいます。

 

このような状況を防ぐため、今回は「旦那ストレス」の正体を心理的な視点から紐解きながら、心軽くなるような解消法を5つご紹介していきますね。

 

なぜ「旦那ストレス」が生まれるの?心理的な背景を探ってみましょう

 

「旦那ストレス」とひとことで言っても、その背景にはさまざまな感情や出来事が関係しています。

 

たとえばこんなシーン、思い当たることはありませんか?

 

・子育ても家事も結局自分だけ抱え、夫はスマホばかり・・・

・こちらが疲れているのに「まだごはんできてないの?」と言われる

・相談しても「気にしすぎじゃない?」と軽くあしらわれてしまう

・ひとつお願いを頼んでも「仕事で疲れている」と嫌な顔をされる

 

こうした場面は夫婦関係において良く耳にすることですね。

 

これらに共通しているのは「私の気持ちをわかってもらえていない」「大切にされていない」と感じる心の痛みでしょう。

 

夫婦関係において自分の存在や感情がきちんと見てもらえないと、知らず知らずのうちに心が疲弊していってしまいます。

 

ストレスが積み重なるとどうなるの?実際の体験談から

 

実際に「旦那ストレス」に悩まされた方の体験をひとつご紹介します。

 

■ 夫婦共働きNさんの体験談(30代女性・子育て中)

夫は営業職についており、場合によっては帰宅が遅くなってしまう、仕事が忙しい人でした。

私も建築会社の事務仕事をしており、繁忙期など遅いときは19時を回ってしまうことも。

それでもなんとか家事も育児も一人でこなしていましたが、次第に孤独と疲労が積もっていきました。

ある夜ですが、子どもを寝かしつけながら私も寝落ちしてしまい、夕飯の片づけができるにいたんです。

帰宅してテーブルを見たすると夫が「なんでこんなに汚いの?俺が帰ってくるの分かってるでしょ」と冷たく言い放ちました。

頭では「夫も毎日疲れてるんだ」と理解しているつもりでしたが、その一言がきっかけで心がズタズタになってしまい、気がついたら涙が止まりませんでした。

そのとき初めて「あ、私、もう限界だったんだ」と気づきました。

それでも生活は続いていくので、なんとか気力を振り絞りながらやっています。

 

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このように、日常でのストレスは日々の「積み重なり」や「理解されないこと」で、ある日突然暴発し、あふれてしまうことが多いんですね。

 

自分の心を守るために・・・5つの「旦那ストレス」解消法

 

では、そのように積み重なる家庭でのストレスにはどう向き合えばよいのでしょうか?

 

ここでは心をすこしでも軽くするためにできる、5つの方法をご紹介します。

 

① 感情を書き出してみる(ジャーナリング)

 

誰かに話せない、話せる人がいないなど相談が難しいときは、自分の気持ちをノートに書き出してみるのがおすすめです。

 

書くことで心の中をアウトプットし“見える化”してみること、これまで気づいていなかった、見えなかった本当の気持ちに出会えることがあります。

 

書き出したものを改めて見直してみることで思考や感情が整理され、気持ちがフラットになることは多いものです。

 

また、書き出すという行為自体がストレス解消になりますので、できるだけ書き殴るようにどんどん書き出していくのが良いでしょう。

 

② 言い方を工夫して「Iメッセージ」で伝えてみる

 

相手に伝える言葉には2種類あり、「Iメッセージ」と「Uメッセージ」です。

 

相手の状態や状況を指摘するのが「Uメッセージ」であり、たとえば「あなたっていつも冷たいよね!」という感じですね、

 

一方「Iメッセージ」は自分を主語にして、自分の気持ちや考えを相手に伝えていく方法であり、

 

「私はもっと思いやりがある言葉をかけてもらえると安心する」

 

など「私」を主語にすることで相手への鋭さは消え、それにともない相手も受け止めやすくなります。

 

③ 「わかってほしい」を手放す練習

 

「夫なんだから、私が大変なことくらい察してよ!」という期待は裏切られると大きなストレスになり、夫婦間での溝ができやすくなってしまいます。

 

“期待値ゼロ”とは言いませんが、

 

「この人は気づきにくい人なんだな」

 

と一歩引いて見てみる、観点を変えてみることで、気持ちが少しラクになることがあります。

 

「わかってほしい」を手放しながら、それでも期待はそれほどせずに先ほどの「Iメッセージ」を活用しながら、話を振っていくのが良いでしょう。

 

④ 一人で抱えこまずに味方をつくる

 

信頼できる友人やママ友、仕事の同僚、専門家であるカウンセラー、オンラインコミュニティなど、自分の気持ちを安心して話せる相手をもつことも、とても大切です。

 

「話す」という行為は「放す」ことでもあるので、心に積もったストレスの解放感が違います。

 

女性は特に「おしゃべりする」ことで気持ちが楽になり、ストレス解消につながりますので、うまく味方をつけると良いでしょう。

 

⑤ 心を満たすために、自分だけの時間をもつ

 

子育て、家事、仕事など毎日の忙しさの中でも、自分のためだけに過ごす時間を少しでも作りましょう。

 

好きな音楽を聴く、面白い動画を観る、甘いものを食べる、散歩に出る、ストレッチなど軽めの運動をする、など。

 

少しの時間でもうまくやりくりし「自分時間」を大切にすることが、積もり積もって心の解放につながっていきますので。

 

どうしても辛いときは一人で抱えこまないこと

 

ストレスの渦中にいると、どうしても視野が狭くなってしまい「これは私が我慢すればいいんだ」と思ってしまいがちです。

 

ですが、我慢し続けてしまうことは決して正解ではありません。

 

誰かに話す勇気をもつこと。特に専門家である心理カウンセラーに話を聴いてもらうのは、自分ひとりでは気づかない視点や、様々なアドバイスももらえるので、とくにおすすめです。

 

「つらい」と感じる自分の心決して否定しないこと。

 

それがストレスから一歩も二歩も抜け出す大きなきっかけになるんですね。

 

おわりに

 

「旦那ストレス」というように、夫との関係に悩むことは、決してあなたが弱いからではありません。

 

むしろ、それだけ家庭や夫との関係を大切にしたいと思っている証とも言えますよね。

 

だからこそ、ひとりで抱え込まず、上手に「自分をいたわること」が重要となります。

 

完璧な妻でいなくていいし、すべてを抱え込む必要はまったくありません。

 

今回のお話をヒントに、あなたの心が穏やかでいられるよう、ぜひ工夫をしてみましょう。

 

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