こんにちは。
家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。
子育てをしていると、毎日があっという間にあわただしく過ぎていきますよね。
特に小学校低学年の子どもを持つお母さんは朝の支度や宿題のサポート、習い事の送り迎えなど、やることが山積みでしょう。
「もう少し心に余裕を持ちたい・・・・」
と思っていても、気づけばイライラしてしまうこともあるのではないでしょうか。
そのような、気持ちに余裕がないときにおすすめなのが、
「マインドフルネス」
です。マインドフルネス自体、かなり有名になってきましたので聞いたことがあるかもしれません。
マインドフルネスとは「今、この瞬間に意識を向けること」。
過去や未来の心配事にとらわれず、今」を大切にすることで、ストレスを軽減し気持ちを落ち着かせることができる、というひとつの瞑想手法です。
今回は、子育てに忙しいお母さんでも簡単に取り入れられるマインドフルネスの方法をご紹介しますね。
1、1分間呼吸法で気持ちをリセット
イライラしたときや子どもに怒りを吐き出しそうになったとき、まずは「深い呼吸」を意識してみましょう。
たった1分間だけでも、呼吸に意識を向けることで心が落ち着いてきます。
☆彡深い呼吸のやり方
1、まずは目を閉じます。そして鼻からゆっくり4秒間かけて息を吸います。
2、そのまま2秒間だけ息を止めます。
3、2秒経ったら口からゆっくり6秒間かけて息を吐きだします。
4、これを3~5回、心や気持ちが落ち着いてくるまで繰り返します。
この深い呼吸のポイントは「呼吸に意識を向けること」です。
頭の中に雑念が浮かんできても「今は呼吸に集中しよう」と意識をそちらに戻すことで集中力が増し、リラックス効果が期待できますよ。
2、子どもの笑顔に意識を向ける
毎日忙しく過ごしていると、本来大切なはずの子どもとの時間が「作業」になってしまいがちですよね。
ですが、ふとした瞬間に見せる子どもの笑顔や楽しそうに遊んでいる姿、そこにしっかり目を向け意識するだけで、気持ちが軽くなることがあります。
上手に子どもの良いところにフォーカスすると気持ちがほぐれ、ストレス解消にもなりますよ。
☆彡意識するポイント
子どもが笑ったとき「ああ、かわいいな」と心の中でつぶやいてみる
子どもの表情や声のトーンをじっくり観察してみる
子どもの笑顔、仕草、動作などを意識的に味わってみる。
3、「ながら瞑想」で家事をリラックスタイムに
お母さんにとって家事は切っても切り離せない、毎日おこなうものですよね。
ここでご紹介する「ながら瞑想」というのは、なにかをしながら五感に意識を向け、その感覚に浸かってみる瞑想のことです。
五感に意識を集中してみることで頭に浮かんでいる嫌な雑念が薄れ、気がついたらリラックスできていた、というものです。
「ながら瞑想」を意識し実践してみるだけで、いつもの家事がストレスを軽減する時間に変えることができますよ。
たとえば食器を洗っているときですが、
・水(お湯)の温度を感じてみる
・洗剤の泡の感触に意識を向けてみる
・皿を洗う音に耳を澄ませてみる
など。食器洗いをただの「作業」としておこなうのではなく、五感を意識してみる、「ながら瞑想」として実践することで気持ちの切り替えがはかどることは多々あります。
4、3つの「良かったこと」を書き出す習慣
1日の終わりに「ポジティブな出来事を3つ書き出す」だけで気持ちが前向きになる、という瞑想手法です。
何かを書き出すというのは頭にあることをアウトプットする作業であり、ポジティブなものを書き出すことで思考がポジティブに変換されやすくなり、気分転換を図れるというものです。
☆彡書き出しの具体例
「今日は子どもが自分から宿題をやった!」
「朝、ゆっくりコーヒーを飲めた。」
「公園で子どもと楽しく遊べた。」
など、書き出す言葉は少な目でかまいません。
どんなに忙して大変な日でも、その中にある小さな「良かったこと」に目を向け意識してみることでストレスが軽減され、ポジティブな心持ちになれます。
終わりに
忙しい子育ての中でストレスを感じることは決して悪いことではありません。
お母さんの前に人間ですので、ストレスは感じて当たり前と言えますよね。
今回ご紹介した4つのマインドフルネス瞑想の手法を取り入れてみることで、少しずつ心に余裕を持つことができるようになるでしょう。
まずは4つのうち、できるものから試してみて欲しいなと、と思います。
無理はせず、自分のペースで取り入れていくことが大切ですので。
マインドフルネス瞑想が、お母さんの心を少しでも軽くするお手伝いになれば嬉しいなと思います。
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