「夫の不倫が許せない」サレ妻の心が壊れたときの立ち直りかた。

 

こんにちは。

家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。

 

一時期ドラマで話題になった言葉「サレ妻」。

 

これは不倫や浮気をされた妻のことを指す言葉であり、不倫に関する様々なネット用語があるなかのひとつですね。

 

夫は軽く考えていても、不倫されたほうの気持ちはつらく苦しく、心が壊れてしまうことも少なくありません。

 

「夫の不倫が発覚してから、毎日が地獄のようです」

「許したほうがいいの? でも、どうしても許せない」

「私の人生、もう壊れてしまったのかもしれない・・・」

 

もしあなたが現在、そんな苦しみの中にいるとしたら・・・・

 

これまでの関係性もあり、愛を育んできたはずの夫に裏切られ、信頼も、未来への希望も、根こそぎ奪われてしまった。

 

その衝撃と絶望は、言葉では言い尽くせないものでしょう。

 

ですが、どれほど深い傷を負っていたとしても「サレ妻」としてのあなたの人生は、ここで終わるわけではありません。

 

心が壊れてしまいそうなほどの痛みでも、少しずつ、自分らしい人生を取り戻すことは可能です。

 

実際に多くの女性たちが夫の不倫という試練を乗り越え、自分自身の心と人生を再構築しているんですね。

 

それはもちろん簡単な道ではありません。しかし「立ち直る」ためのステップを知ることで、確かな道筋へと変わります。

 

今回は、夫の不倫に直面した「サレ妻」が抱える苦しみとその心理、そして「許せない」という感情の扱い方、心の回復への具体的なヒントについて、順を追ってお話ししていきますね。

 

夫の不倫がもたらす心のダメージについて

 

夫の不倫を知った瞬間、多くの女性は「裏切られた」という衝撃と「自分が否定された」ような痛みを同時に感じるものです。

 

愛していた人からの不誠実な行動はパートナーとしての信頼だけでなく女性としての自尊心や人としての価値さえも大きく揺るがしてしまうものです。

 

その結果、心身ともに次のような反応が起こりやすくなります。

 

・不眠、食欲不振、吐き気などの身体症状

・「私のどこが悪かったの?」という自己嫌悪や自己否定

・怒りや悲しみの波にのまれ日常生活に支障が出る

・未来への希望がもてず生きる意味を見失う

 

これらは一種の「心のトラウマ反応」であり、誰にでも起こりうる自然なものです。

 

あなたが弱いから傷ついたわけでは決してありません。

 

そうではなく、それほど深く愛していたからこその反応と言えるでしょう。

 

許せないという気持ちに蓋をしないこと

 

夫の裏切りを知ったとき、多くの女性は「怒り」や「悲しみ」といった感情に圧倒されます。

 

とくに強く湧き上がるのが「許せない」という思いでしょう。

 

この「許せない」は、あなたの心が必死で自分自身を守ろうとしている証と言えるものです。

 

この反応は人として当然の反応であり、決して否定する必要はありません。

 

よく「許すことで楽になれる」といったアドバイスや、言葉がけがあります。

 

ですが、不倫されたことで心の傷を負った場合、無理に許そうとすることでかえって自分を追い詰めてしまうこともあるんですね。

 

“今はどうしても許せない”と感じるであればその気持ち、感情に蓋をせず、しっかりと認めていくことが心が癒される一歩となります。

 

誰かを許すためにはまず自分自身の感情を大切にすることが何よりも大切であり先決です。

 

許すかどうか?を決めるのは、あなたが本当にそうしたいと思えたときで十分と言えるでしょう。

 

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サレ妻が立ち直るための具体的3ステップ

 

ではいったい、壊れそうな、壊れてしまった心をどうやって立て直していけばよいのでしょうか。

 

ここからは、心を回復させながら立ち直っていくため、大切な3つのステップをご紹介します。

 

① 感情を吐き出せる場所をもつこと

 

信頼できる友人やプロの心理カウンセラー、不倫の痛みを共有する専門のコミュニティなど、安心して感情を出せる場所をもちましょう。

 

誰かに話すこと、心の内面や気持ちを吐露することで自分の思考や気持ちが整理され、そこから癒しが始まっていきます。

 

② 決して自分を責めないこと

 

不倫は、それをされた側に責任は一切ありません。

 

たとえ夫婦間の関係性が良くなかったとしても、

 

「私がダメだったから・・・」と自分を責める気持ちをもつ必要はありません。

 

そのような気持ちが湧くのは場合により当然ですが、あくまで不倫をしたほうに責任があります。

 

まずは“自分は決して悪くなかった”とくり返し心に伝えること、それをしっかり噛みしめることを始めましょう。

 

③ 自分の幸せを再定義すること

 

「これから先、私はどのような人生を送りたいか」を見つめ直す時間も必要です。

 

離婚するか否かにかかわらず“あなたが何を望み、どう生きたいのか”を再定義していく、改めて考えてみることが、立ち直りの軸となっていきますので。

 

「自分らしい人生」を歩むために必要なもの

 

これは考えかたのひとつですが、夫の不倫を経た先に待っているのは「終わり」ではなく「再出発」とも言えるでしょう。

 

たとえどのようなことが起こったとしても、人生の主役は誰かではなくあなた自身。

 

どんなに裏切られても、どんなに屈辱的でも、それでもあなたの価値や未来は誰にも壊すことはできません。

 

自分らしい人生を取り戻すため、必要なのは「自分の心が本当に求めていること」に耳を傾けてみることです。

 

・これまでできなかった小さな楽しみや癒しの時間をしっかりと確保する

・好きなものや好きなこと、気に入りそうな趣味を再発見してみる

・違う視点から新しい学びや仕事にチャレンジする

 

このような一歩一歩が少しずつ“自分の人生を生きているという実感につながっていくんですね。

 

おわりに

 

夫の不倫、浮気というのは決して言葉では言い表せない、つらく苦しいほどの痛みを伴います。

 

「もう元には戻れない」「何も信じられない」と感じてしまうのも当然と言えるでしょう。

 

ですが、くり返しになりますが、それでもあなたの人生はここで終わりではありません。

 

「許せない」気持ちも「悲しみ」や「怒り」もすべてがあなたの大切な感情なんですね。

 

それらを否定することなく、少しずつでも自分自身を取り戻していくことが、新しい未来へのステップとなっていくでしょう。

 

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