冷めていく夫婦関係の共通点とは?心理学から見る関係修復のヒント

 

こんにちは。

家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。

 

結婚して数年が経つと、

 

「あれ?最近、何となく会話が減ったかも・・・?」

 

と感じることがあるかもしれません。

 

それが最初は小さな違和感でもずっと見過ごしていると、やがて大きな心の距離となっていくことがほとんどです。

 

これは心理学の世界の言葉ですが、

 

“親密な関係にある人同士でも、自然な摩擦や倦怠期は避けられない”

 

と言われているんですね。

 

しかし、関係性が冷めていく「はじまり」には、必ず小さなサインがあるものです。

 

・会話の内容が事務連絡ばかりになる

・相手に対して「どうせわかってもらえない」と思う

・一緒にいても心が満たされない

・家事育児をしているのは自分ばかり、とつらくなる

・“親しき中にも礼儀あり”が無くなった

 

など、こういったサインに気づかず放置してしまうと二人の間に「無関心」という、もっとも厄介な壁ができてしまいます。

 

では、冷めていく夫婦にはどのような共通点があるのでしょうか?

 

ここから詳しく見ていきましょう。

 

冷めていく夫婦の共通点①「感謝」の言葉が減る

 

長く一緒にいると、つい相手の存在を「当たり前」と感じてしまいがちですよね。

 

しかし、人間関係において感謝の気持ちは最大の潤滑油となります。

 

「ありがとう」と言葉にするだけで、相手は「自分は大切にされている」と感じることができます。

 

「ありがとう」と言われて嫌な気持ちにはなりませんよね。

 

逆に言葉にしないと、どれほど内心で感謝していても相手に伝わることはまずありません。

 

こちらも心理学の世界の言葉ですが、

 

“ポジティブな感情表現を交わす頻度が高い夫婦ほど、関係が長続きする”

 

というのが示されているんですね。

 

たとえ小さなことでも、意識して「ありがとう」を伝えること。

 

それが、心の距離を埋める大きな一歩になります。

 

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冷めていく夫婦の共通点②「すれ違い」を放置してしまう

 

仕事や子育てなど、夫婦間で生活リズムが合わなくなることはよくあります。

 

問題なのは、そのようなすれ違いを感じいても「これは仕方がない」とあきらめてしまうこと。

 

コミュニケーション不足はやがて、

 

「自分は理解されていない」

 

という孤独感につながります。

 

人間というのは心のなかで「他者に理解されたい」という、基本的な欲求を持っているんですね。

 

特に一緒に生活をしているパートナーとの間でこの欲求が満たされないと、愛情は少しずつしぼんでいくものです。

 

夫婦間でのすれ違いを感じたら、小さなことでも「私はいま、こんなふうに感じているよ」と素直に共有してみましょう。

 

完璧にわかり合うことば難しいですが、たとえわかり合えなくても“わかろうとする姿勢”こそが大切と言えるでしょう。

 

冷めていく夫婦の共通点③「期待」と「失望」の悪循環にはまる

 

結婚生活には、少なからず“相手への期待”がついて回るものですよね。

 

「きっとこうしてくれるはず」

「こう思ってくれているはず」

「思いをくみ取ってくれるはず」

 

などなど。

 

ですが、そのように期待を持っていても、相手は必ずしも自分の期待通りに動いてくれるわけではありません。

 

そして期待が裏切られるたびに、心の中に小さな失望が積もっていくものです。

 

「期待→失望のサイクル」は意外と起きやすいものですが、期待が高いほど失望も大きくなり、次第に相手への信頼が薄れていってしまいます。

 

ここで大切となるのは、

 

「相手は完璧ではなく期待通りにはならない」

 

と認めて受け入れてしまうこと。

 

そして、もしなにかしてもらえたことがあれば、そこに目を向けて評価する習慣を持つことです。

 

夫婦同士、お互いに過剰な期待を手放したときに気持ちはぐっと楽になり、心の余裕を取り戻すことができるでしょう。

 

おわりに

 

今回は、冷めていく夫婦関係の共通点について、それを修復していくというお話をしましたが、いかがでしたか?

 

運命的に出会い、どんなに愛し合って結婚した二人でも、関係に波はあるものです。

 

夫婦関係が冷めていくというのは、ある意味自然なプロセスであると言えるでしょう。

 

ですが、今回お話したように、

 

・小さな心配り

・素直な感情表現

・相手への理解を深めようとする姿勢

 

など、これらを少しずつ積み重ねることでふたたび心を温め直すことは可能なんですね。

 

もしいま「私たちもこうなっているな・・・」と感じたら、焦らず、少しだけ勇気を出してパートナーと向き合ってみることが大切です。

 

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