両親から金銭的な支配をされていませんでしたか?

 

こんにちは。

家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。

 

親というのは子どもが困っているときに手を差し伸べ、手助けしたり何かしら援助をしたりと、大切な我が子が困らないよう道を開いてくれる存在です。

 

親のことを考えながらこれまでの過去を振り返ってみると、たくさん助けてくれたり手を差し伸べてくれたことに気がつくかもしれませんね。

 

ですが、もし。

 

あなたが小さい頃、もしくは今現在において両親と金銭のやり取りをしたときや経済的に何かしら援助されたとき、その代償として何かを要求されたり言う事を聞かされた、という記憶はありませんか?

 

両親と金銭的なやり取りをするとき、どうにも気持ちが晴れなかったり心が苦しくなったり。

 

もしそのような記憶があれば、もしかしたら両親から金銭的な支配をされていた可能性があります。

 

親との金銭的なやり取りであまり良い思い出がないのであれば、知らず知らず親からの支配に飲み込まれているかもしれません。

 

金銭的に子どもを脅かすのは、いわゆる「毒親」に多いパターンであり、あなたの人生に大きな影響を与えてしまうんですね。

 

今回は金銭的な支配をする毒親があなたに与える影響について、様々な視点から見ていきましょう。

 

毒親があなたに金銭的な施しをする裏にあるものとは?

 

過去、もしかしたら今現在、親と金銭的なやり取りをした際におとなしく従うことを要求されていたら。

 

言語的にせよ非言語的にせよ、金銭で相手のことをコントロールする行為はすべて「経済的虐待」という括りになります。

 

毒親があなたに金銭的なことはもちろん何かを与える場合、それはあなたに罪悪感を抱かせ恩を着せるための行為と言っても過言ではありません。

 

悲しい話ですが、基本的に毒親にとって子どもという存在は便利な道具という認識であり、大切な我が子という認識ではありません。

 

「親として助けたのだから、親として援助したのだから、言う事は聞いてもらうし従ってもらう」

 

という気持ちが根底にあるので、親として温かな施しや援助ではないんですね。

 

時に無理難題を言ってきたり、何かを犠牲にしないと成し得ないことを要求してきたりと、心的疲労が積もりに積もって、場合によっては体調を崩すことさえあります。

 

そして、親からずっとこのような支配をされてきた人は他人から何か施しを受けること、援助されること、手助けされることに抵抗感を持ってしまい、心理的に孤立してしまうことも良くあるお話です。

 

本来は自分が困っているとき誰かに手助けしてもらう、援助してもらう、施しを受けることで大変なこともスムーズに解決につながりやすくなるものです。

 

ですが、他者からの手助けや施しを受け入れられないと一人ですべてを抱えることになり、心身ともにキャパオーバーとなることは見えています。

 

毒親の金銭的な支配から派生してしまう問題。

 

これに対しどのように対処すれば、どのように考えれば良いのでしょうか。

 

毒親の金銭的な支配から逃れるために必要な2つのこと

 

過去であれ今現在であれ、毒親の金銭的な支配から逃れ最良な人生にするためには、以下の2つを意識すると良いでしょう。

 

・毒親と心理的、身体的な距離をとる

・勇気を持って他者に頼ってみる

 

というものですね。

 

これからあなたが最良な人生を手にするには、毒親から心理的にも肉体的にも距離を取ることが大切です。

 

例えば事情によりお金に困っていても、金銭的に苦しくても、親からの金銭的な援助や施しは受けないようにする。

 

また、毒親は金銭的な施しを受けないと察するとあの手この手でにじり寄ってきますので、物理的に肉体的に距離を取ることも大切なんですね。

 

とにかく親からの金銭的な援助や施しは一切受け入れないと心に決めること。

 

それが出来るようになると、これまでより心的疲労をグッと抑えることができるでしょう。

 

そして、次のステップとしてはあなたがこれまで出来るだけ避けてきたこと、勇気を持って他者に頼ることをしてみましょう。

 

最初は小さなことから他者にお願いしてみる。そして段々慣れてきたら、少しずつお願いを増やしていく。

 

人間というのは心の奥底に他者貢献したい、困っている人を助けたいという潜在的な欲求があるものです(毒親にはこれがありません)。

 

ですので、あなたが勇気を出して誰かに手助けを申し入れることで相手の他者貢献欲求が満たされるので、実は関係性がwin-winとなるんですね。

 

もちろん手助けを申し入れた相手が手助け出来る範囲となりますので、もし手助けを断られたとしても、落ち込む必要はありません。

 

自分は手助けできないけど何かしら提案や助言をしてくれたり、自分の代わりに誰かを紹介してくれることも多々ありますので。

 

大切であり重要なことは、あなたが勇気を持って他者に手助けを申し入れること、助けて欲しい旨を伝えることです。

 

時間がかかってもそれが出来るようになったら心的負荷は軽減され、親に頼らず自分の道を切り開くことができますよ。

 

終わりに

 

毒親というのは色々な角度から子どもを支配しようと目論んでいます。

 

支配することであなたがどのような傷を心に負ってしまうか、生きづらさを感じてしまうのか、一切興味がありません。

 

毒親は常に自分が一番であり、他はすべて便利な道具という認識が強いものです。

 

毒親の支配から逃れ、真の自由を手に入れるため、ちょっとした小さな行動からまずは始めていきましょう。

 

 

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