長男の嫁は他人?姑との距離に悩む心を守るには。

 

こんにちは。

家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。

 

「姑って息子は家族で嫁は他人って考えなのかもしれない・・・」

 

そんなふうに感じてしまう瞬間、ありませんか?

 

結婚して「長男の嫁」という立場になった途端、姑から何かと距離を置かれたり、逆に家のことを“あたりまえ”のように任されたり。

 

義実家に行けば、

 

「うちにはうちのやりかたがあるから」

「そういうの、あなたはいいのよ」

 

と言われ、居心地の悪さに思わずため息をついてしまう・・・。

 

それでも、なんとか「嫁だから」と自分に言い聞かせて我慢してきていませんか?

 

実はこの“長男の嫁は他人”という感覚、あなただけが感じているものではなく、多くの女性が義実家との関係にモヤモヤしストレスを抱えているんですね。

 

今回は、長男の嫁としての孤独や義母との距離感という悩みについて、心理的背景を明らかにしながら自分の心を守るための具体的な考えかたや行動についてお話していきます。

 

なぜ“長男の嫁は他人”という空気を感じてしまうのか?

 

義母の何気ない一言に「グサッ」と胸を貫かれる。

 

「我が家昔からこのやりかただから」

「他は知らないけどうちはこうなのよ」

 

 

姑の言葉の端々にあなたは外の人、というニュアンスを感じたことがあるかもしれませんね。

 

この「他人扱い」の根本には“家制度”の名残が根深く存在していることがほどんどです。

 

かつて日本では「嫁=家に入る存在」とされ、長男の嫁は“跡取りを支える立場”として当然のように受け入れられてきました。

 

ですが、現代では結婚しても夫婦はあくまで対等なパートナーという関係が一般的。いわゆる時代の流れ、というものになるでしょう。

 

それにもかかわらず、義実家では「嫁=サポートする側」という古い価値観が色濃く残っている場合があるんですね。

 

そのような根深く残っている名残、現代の夫婦事情のギャップが孤独や疎外感をもたらしていると言えるでしょう。

 

「長男の嫁なんだから」と言われるストレスの正体とは

 

 

「○○さんは長男のお嫁さんなんだから、しっかりしてね」

「お盆とお正月はこっちに来るのが普通でしょ」

 

義母との会話のなか、そんな一言一言にプレッシャーやモヤモヤを感じることがあるかもしれませんね。

 

このような、長男の嫁としての期待によって抱えるストレスは、自分の意思よりも“家”や“世間”の価値観を優先しなければならない、という、いわば裏側で起きている命令による葛藤から生じています。

 

特に真面目で頑張り屋な人ほど「ちゃんとやらなきゃ」「期待に応えなきゃ」と無理をしてしまいがち。

 

ですが、その頑張りは報われるどころか“当然”と思われてしまうのが現実です。

 

これでは知らず知らずのうちに心がすり減っていってしまいますよね。

 

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義母との適切な距離感を保つ考えかたとは

 

ここまで義母との裏側で起こる背景やストレスについてお話してきましたね。

 

では、実際に長男の嫁として義母にどう向き合えばいいのか?というのは気になるところだと思います。

 

義母と向き合っていく際、まずとても大切となる考えは、

 

無理に仲良くしようとしなくていい

 

ということなんですね。

 

義母もあなたもこれまでまったく違う人生、異なる価値観を持った生きてきました。それは“他人同士”とも言えるものです。

 

「うまくやらなきゃ」

「嫌われたくない」

 

と思えば思うほど自分の感情を押し殺してしまい、心が疲弊してしまいます。

 

心の疲弊を溜め込まないため、おすすめな方法が“自分軸で人間関係を見る”ということです。

 

たとえばですが、義母に何かを言われたとき、

 

「私はそれについてどう感じたのか?」

「これは本当に私が受け取るべき言葉なのか?」

 

と、自分の心に問いかけてみることです。

 

そういった問いかけをくり返し、自分を内観していくことで受け流す準備が整ってきます。

 

こういった、自分軸で他者を見ていく姿勢が心のストレス軽減につながっていきますので。

 

自分の心を守るために今日からできること

 

義母との関係でストレスを感じたとき、そんなときは“自分の感情に寄り添う”という姿勢がとても大切です。

 

たとえばですが、

 

「今日は本当に疲れた・・・頑張った自分をねぎらってあげよう」

「○○なんて言われて悲しかった・・・それだけ私は大切にされたかったんだな」

 

 

そんなふうに義母との間で起こったできごとを振り返り、自分の気持ちにやさしく声をかけてあげる、ねぎらってあげることで自己肯定感が少しずつ回復していくでしょう。

 

また、どうしても我慢できないほどのストレスを感じたときは「距離を取る勇気」も重要です。

 

無理に義母と仲良くしようとする、義実家に顔を出し続けたりする必要はありません。

 

できるだけ物理的な距離をとることで、心の負担がぐっと軽くなることは多々あるんですね。

 

こういった自分を大切にする、癒していくという行為は心身の回復を早め、自分を守る強い盾となるでしょう。

 

おわりに

 

今回は、長男の嫁は他人と感じてしまう背景や、義母との距離感に悩んだときに心を守る方法についてお話しましたが、いかがでしたか?

 

義母との関係は、無理して頑張ればうまくいく、という単純なものではありません。

 

だからこそ、つらくて苦しい気持ちになったら自分を丁寧に扱い、無理をせず、自分の心を最優先にすることが何より重要です。

 

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