こんにちは。
家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。
多くの人はそれぞれ何かしら良きにせよ悪きにせよ「クセ(癖)」を持っているものです。
「クセ(癖)」というのは無意識に出てしまうその人の傾向のことであり、その多くは習慣化しています。日頃からつい出てしまっているということですね。
そんな、様々なクセの中でも「口ぐせ」を持っている人も多いのではないでしょうか。
口ぐせは軽めのものから重めのものまで色々とあり、その人の内面が顕在化(表出)していると言えるでしょう。
“口は禍の元”と言われるように、何気なく呟いた口ぐせがきっかけとなり家族関係を壊してしまうなんてことも。
さて、そんな家族関係崩壊にも関係する口ぐせについて、本日は見ていきましょう。
口ぐせの多くはネガティブなもの
口ぐせというのはその人が内面でどのようなことを感じているか、思っているか、考えているか、によって色々と変わります。
クセというのは自分では気がつきにくいものですので、知らず知らず呟いていることがほとんどなんですよね。
また、その人の内面の状態により比較的ポジティブな口ぐせもありますが、その多くはどちらかというとネガティブなものが多い印象です。
ネガティブな口ぐせというのは、愚痴、嫌味、不平不満、悪口、陰口などであり、聞いていても気持ちの良いものではありませんよね。
しかし、先ほどもお話したようにクセというには知らず知らず出ているものですので、ふと気がついたらネガティブな口ぐせが出ていた、というのは多いのではないでしょうか。
嫌な言葉やキツイ言葉というのは聞きたくない人が多いものです。
ネガティブな口ぐせが多いと友人や知人が離れるきっかけになることもありますし、それが家族内だとギスギスした空気や雰囲気になりやすく、健康的な家庭状態とは言えないかもしれません。
家族関係は口ぐせ一つで壊れてしまう
ちょっとした独り言や小言ならまだ良いかと思いますが、ネガティブな口ぐせが常に家族の中から聞こえてきたら・・・・・。耳に入ってくるほうはなんだかブルーな気分になってしまいますよね。
口ぐせを言っている本人は言っている自覚がないことが多く、周りは気分が滅入ってしまいますので、おのずと距離が離れてしまうこともあるでしょう。
聞き流してくれる家族であれば良いのですが、中にはネガティブな口ぐせを毎回聞き入ってしまい、気がついたら誰も口も聞いてくれない、ということも考えられます。
このような現象は家族崩壊のきっかけになる可能性もありますし、空気や雰囲気が悪くなるので家族が家に寄りつかない、なんてことも起こるかもしれません。
自分では気づかずなんとなく呟いている口ぐせも、内容によっては家族がバラバラになってしまうかもしれないんですね。
ネガティブな口ぐせを無くすにはどうしたら良いのか?
家族が離れてしまう、壊れてしまう可能性があるネガティブな口ぐせですが、どうしたらそれを言わない、無くすことが出来るのでしょうか。
頑張って言わない、というのもひとつの方法ではありますが、クセというのはある程度習慣化されているものですので、本人が言わないと努力しても気がついたら呟いていた、というのは良くあることです。
ネガティブな口ぐせを適切に無くす、言わないようにするのに効果的な方法は、
日頃溜まっているストレスの解消
をうまくおこなっていくとネガティブな口ぐせが減る、もしくは無くなっていくかもしれません。
ネガティブな言葉というのは溜まっているストレスに起因していることもありますので、上手なストレス解消に努めてみるのもひとつの方法なんですね。
例えば、時間をとってお友達や知人とおしゃべりをする、ショッピングをする、美味しいものを食べる、ゆっくりとお風呂に浸かる、適度な運動をする、趣味や興味あるものに没頭するなど、色々なことを通し上手にストレスを解消していきましょう。
また、心に溜まっているものはプロのカウンセラーに相談することも大切です。
心に溜まっていることというのは思いのほか自分ではわからないものであり、プロのカウンセラーであれば内面を紐解いていき、ストレス解消とは別に心の状態もクリーンにしていきますので。
カウンセリングにつきましてはこちらのページもぜひお読みくださいね。
終わりに
家族の関係が壊れていく、疎遠になっていくのはいくつかの理由がありますが、自分の内側からポロっと出ている口ぐせにも注意が必要です。
普段からしっかりとストレス解消を心掛け、場合によってはプロのカウンセラーに頼み、内面にネガティブを溜め込まないことが一番の解決策と言えます。
朗らかでありしなやか、家族内を明るい空気にしていくためにも、自分自身の言動をチェックするクセをつけるのが良いかもしれませんね。
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