こんにちは。
家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。
最初にひとつ質問なのですが、
「幸せな家族の定義」
というのはおわかりになりますか?
幸せな家族の姿や形というのは良く聞く言葉かもしれませんが、“定義”となるとなかなか耳にしないのではないでしょうか。
この「幸せな家族の定義」というのを知っているか?知らないか?で大切な家族の未来が大きく変わっていってしまうんですね。
今回は、最初に質問した「幸せな家族の定義」について、そしてその幸せを叶えるための2つの魔法についてお話していきましょう。
「幸せな家族の定義」とはどのようなものなのか?
さて、質問の答えはわかりましたか?
笑顔が絶えない家族でしょうか?それとも思いやりに溢れる家族でしょうか?
少し考えてみるといろいろな答えが出てくるかもしれませんね。
どのような答えも間違いではありませんが、心理カウンセラーの視点から見ると少し違う答えになります。
さて、その答えとは、実は、
素直に感謝したり謝ることができる関係性の家族
と言えるんですね。
親子や家族というのは時間が経つとともに複雑な人間関係へと変化しやすく、なかなか素直に感謝を伝えたり謝ったりができなくなっていきます。
長く家族を続けていくと知らず知らずに「やってもらって当たりまえ」「都合が悪くなると無視する」など、感謝や謝るということがそっちのけになってしまい、どんどん「我」が強くなってしまうことがほとんどです。
そうなると家族の関係性がギスギスしてしまい、ちょっとしたことで言い争いになってしまったり口をきかない日が何日も続く、なんてことも。
せっかく家族という関係ができたのに、これでは悲しいですよね。
幸せな家族を永続していくための2つの魔法
「魔法」というと映画のようなドラマのような、なんだか現実的ではない印象を受けますよね。
ですが、現実世界にも人を嬉しくさせたり心地よくさせたり気分良くさせたり、そんな魔法が存在しているんですね。
その魔法というのは、相手に対して気持ちを込めた言葉です。
表面的や上っ面だけの言葉というのは気持ちが乗っていないので心にまったく響かないのですが、誠心誠意気持ちを込めた言葉というのは心にとても良く響きます。
そんな魔法の言葉のなかでも特に重要なのが、
ありがとう
ごめんなさい
という2つの言葉なんですね。
関係性の深い人たち、特に親子や家族にはすすんでこの2つの言葉は言えないものです。
どこかに気恥ずかしさがあったり優位性や立場を誇示したかったりと、あえて違う言葉を使ってしまい家族間が混乱してしまうなんてことも。
感謝すべき時、謝るべきとき、シンプルに純粋に心を込めて「ありがとう」「ごめんなさい」を伝えてみる。
それだけで家族間の風通しは良くなり、ますます気持ちが楽に安心感のある家族が作られていきますよ。
終わりに
悪態をついたり嫌な態度をとったり、そのような言動はできるのですが、「ありがとう」「ごめんなさい」という言葉は思いのほか敷居が高いようです。
ですが、赤の他人ではなく大切な家族であるからこそ心を込めた言葉、しっかりと伝えていくことで本当の意味での思いやりや気遣いができるのではないかな、と思います。
恥ずかしがらず、横柄にせず、ほんのちょっとの勇気を持って適切なタイミングで「ありがとう」「ごめんなさい」を伝えてみるようにしましょう。
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