こんにちは。
家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。
本題に入る前、まず最初にお聞きしたいのですが、
「自分にお金を使うなんて、なんだか申し訳ない・・・」
「家計のことを考えると、自分のための出費は後回しになってしまう」
など、お金を使うということに対して、このように感じたことはありませんか?
夫の給料やパート勤務で得たお金をうまくやりくりしながら家事や子育てをこなしている毎日。
家計のやりくりを考えると、つい自分のことは後回しにしてしまいがちかもしれません。
本当は少し使いたいことがあるのに、いつも「いや、ガマン、ガマン」と自分に言い聞かせているかもしれませんね。
ですが、実は“自分のために少しお金を使うことは「贅沢」ではなく「必要なこと」”と言えるものなんですね。
今回は少し趣向を変えて、家計に負担をかけることなく月3,000円という少額で始められる“心の癒しかた”をご紹介していきましょう。
罪悪感を手放して自分を大切にする方法や、具体的な「プチ贅沢」のアイデア、そして家計の中での自分費の作りかたまで、実践的な内容をお伝えしていきます。
目次
なぜ多くの主婦は「自分にお金を使うこと」に罪悪感を感じるのか?
自分にお金を使うこと対し、躊躇してしまったり戸惑ってしまったりと、多くの主婦はなにかしら抵抗を感じているものです。
これの大きな要因としては、
「家族のために節約しなければならない」
というような強い思い込み、信念的なものがあると言えるでしょう。
特に家計を管理している立場だと、一円でも無駄にしてはいけないという責任感が生まれがちですよね。
ですが、この責任感が過度になってしまうと自分についてのニーズを完全に無視してしまうかもしれません。
さらにですが、
「良い母親・良い妻は自分を犠牲にするもの」
というような、社会的な背景も関与している可能性もあります。
母親という役割にへの責任感が強すぎると、私のガマンで家族が幸せになると考えてしまいがちです。
ですが、それは最終的にはストレスが溜まる原因となり、家族に悪影響を与えてしまうことが多いんですね。
こうした状況が続いていくと、実は自己肯定感がどんどん低下していきます。
「私なんて」
「私のことは後でいい」
というような思考パターンが定着してしまい、自分の価値を見失ってしまうんですね。
自分を大切にできている、自分のことを重要視している母親は、心に余裕があります。
その余裕が子どもや夫に対してより温かく接することにつながっていきます。
実は自分への贅沢というのは、家族全体の幸せにつながる大切な投資と言えるべきものです。
今回のテーマである「月3,000円」という金額は、家計に大きな負担をかけることなく、でも確実に心を豊かにしてくれる絶妙なラインだと言えるでしょう。
月3,000円で心が喜ぶ「プチ贅沢」アイデア集
「月3,000円でいったい何ができるの?」
と感じる、思う人もいるかもしれません。
しかし、いろいろと見ていくと月3,000円の投資は想像以上に多くの選択肢があるものです。
大切なのは金額の大きさではなく「自分のために選んだ」という気持ちなんですね。
ではここからは、実際のプチ贅沢についてのアイデアをお話していきましょう。
読書・知的好奇心を満たす贅沢
本好きの方なら、月に2~3冊の本を買うことができます。
文庫本なら1冊500円程度、新書でも800円程度ですね。
また電子書籍なら更にお得に読書を楽しめますし、雑誌の定期購読もおすすめです。
お気に入りのライフスタイル雑誌を毎月購読するだけでワクワクしたり、感情豊かな時間を過ごせるでしょう。
美容・セルフケア系の贅沢
入浴剤やバスソルトであれば、一回分100円程度で特別なバスタイムを演出できます。
プチプラでも質の良いスキンケア用品や、セルフネイル用品も3,000円あれば充実させることができます。
月に一度のセルフマッサージ用のオイルやクリームを購入するのも良いでしょう。
食べ物・飲み物での贅沢
いつもより少し良いコーヒー豆を買ってみる、憧れのスイーツを月に数回購入してみる、また、特別なお茶を楽しむのも素敵ですよね。
一人でカフェに行く時間を月に2回作るとしても、3,000円以内で十分楽しむことができますね。
趣味・創作活動での贅沢
手芸が好きな人なら、新しい毛糸や布を購入する楽しみがありますよね。
文房具が好きなら憧れのペンやノートを買うことで、日常の小さな作業も特別なものになります。
また、観葉植物を一つずつ増やしていくのも贅沢な感じがして、心を豊かに癒してくれますね。
体験・時間の贅沢
映画館で映画を見る、図書館のカフェでゆっくり過ごす、近所の温泉施設でリラックスする、など。
このような「時間の贅沢」というのも、最高に心をリフレッシュさせてくれます。
季節やイベントに合わせた楽しみかた
春なら新しい香りのハンドクリーム、夏なら冷やして飲む特別な飲み物、秋なら読書のお供のお菓子、冬なら温かいスープやココア、などなど。
季節に合わせて情報を集め、小さな贅沢を楽しむことも、一年を通して心豊かに過ごすコツと言えるでしょう。
意外と見落としがちであり、でも大切なことは、
「これは私が選んだ特別なもの」
という、自分に対しての気持ちです。
金額の大小では決してなく、自分を大切にしているという実感が、心に栄養を与えてくれるんですね。
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家計に負担をかけず「自分費」を捻出する賢い方法とは
それぞれご家庭の状況というのがありますので、
「月3,000円の自分費なんて、家計的に厳しいかも・・・」
と感じてしまう、心配になる人もいるのではないでしょうか。
ですが、少し工夫することで、家計に負担をかけることなく自分費を作ることは可能なんですね。
ここからは、ちょっとの工夫で自分費を生み出す方法をいくつかお話していきますね。
家計の中での「自分費」の考えかたについて
まず、これは意外と盲点であり、大切なことなのですが、
“自分費を家計の必要経費として位置づけてしまう”
というのをぜひやってみて欲しいな、と思います。
大切な食費や光熱費と同じように「母親の心の健康費」として毎月の予算に組み込んでみることです。
できれば家計簿の項目に「お母さん費」を作ってしまうことで、罪悪感は薄まり、必要な費用として考えられるようになるでしょう。
小さな節約で3,000円を作る方法
出費について、日々の小さな見直しを実践してみると、意外と3,000円という金額は捻出できるものです。
たとえばですが、もしコンビニで衝動買いする習慣があれば、それを週に1回減らすことでいくらかの節約になるでしょう。
また、家族で外食の習慣があれば、それを月に1回手作りに変えれば、こちらもいくらかの節約になります。
他にもスーパーでの特売日を活用する、冷凍食品をうまく使って食材の無駄を減らすなど、考えられることの工夫を積み重ねていくことで、月3,000円程度の余裕は生まれるではないでしょうか。
夫への相談・説明の仕方
普段からガマンが身に着いている場合、夫に自分費の直訴をするのはためらってしまうでしょう。
ですが、勇気を持って夫に話すときのポイントは「家族のためにも必要な費用」として説明する、ということです。
「心に余裕を持って家族に接するため、必要経費として月3,000円だけ自分のために使わせてほしい」
など、素直な気持ちを伝えることで、夫の理解を得られることは大いにあります。
ポイント活用の賢い使いかた
普段のお買い物で貯まるポイントというのは意外と見落とせません。
貯まったポイントを自分費に充てる、というのも主婦の特権であり、良い方法です。
スーパーのポイントカードやクレジットカードのポイント、アプリのポイントなどを意識的に貯めて、それを自分の楽しみに使うなら罪悪感も軽くなるでしょう。
段階的に始めていく
いろんな事情により、もしいきなり月3,000円が難しいということであれば、まずは月1,000円から始めてみるのもひとつの方法です。
そして、それに慣れてきたら少しずつ、100円でも500円でも金額を増やしていけば良いでしょう。
重要なのは金額の大小ではありません。小さな額でも継続することで心に大きな変化をもたらしてくれる、という心の潤いです
おわりに
今回は、月3,000円で始める「私だけの贅沢」について、いろんな角度からお話をしてきました。
月3,000円という比較的小さな金額でも、自分を大切にするという意識を持つことで、日常に大きな変化や潤いをもたらしてくれます。
自分費によって心に余裕が生まれることで、子どもにもさらに温かく接することができ、家族全体に笑顔が増えていくでしょう。
さっそく来月の家計を見直すとき、ぜひ「お母さん費3,000円」という項目を加えてみてくださいね。
そして自分が本当に欲しいと思うもの、心が喜ぶものを選んでみてください。プチ贅沢で心にも気持ちにも余裕が生まれるでしょう。
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