「つい怒りすぎた…」と感じていませんか?1~3歳の子育てで知っておきたい“適切な厳しさ”とは。

 

こんにちは。

家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。

 

何度注意してもやめない、片づけをしない、言うことを聞かない、などなど・・・

 

可愛いわが子ではあるのですが、つい強い口調で叱ってしまうこともあるでしょう。

 

「こんな言い方してよかったのかな・・・」

「厳しすぎたかもしれない・・・」

「強くあたってしまったな」

 

このように、もしかしたら夜になってから自分を責めているのではないでしょうか。

 

厳しいママではなく、優しく受け止めるママを目指しても、理想と現実のギャップに唖然としてしまうかもしれませんね。

 

ですが、実は“厳しさ”という態度には2種類あるんですね。

 

それは、子どもの心を育てるための「愛ある厳しさ」と「心を傷つけてしまう厳しさ」というもの。

 

今回は、共働きで毎日がんばるママでも実践できる、子どもの安心感を育む「適切な厳しさ」の伝え方をわかりやすくお話していきます。

 

つい厳しく怒ってしまい自分を責めてしまう・・・。そんな気持ちが少しでも軽くなり、親子の関係が前向きになるヒントになれば幸いです。

 

「適切な厳しさ」ってどういうもの?“怒る”と“しつけ”の違い

 

子育てについてはひと昔前と違い、いまは実にさまざまな考えかたや方法がありますね。

 

いろんなことを見て学ぶなか「怒るのは子どもに悪影響なのでは・・・」と、悩んでしまうこともあるでしょう。

 

実は“怒る”と“しつけ”には明確な違いがあります。

 

怒る・・・親の感情をぶつけるもの(イライラ、焦り、怒鳴る、など)

しつけ・・・子どもの成長を願い、してはいけないことを冷静に教える行為

 

この違いを知っておく、理解しておくことはこれからの子育てにおいてとても大切です。

 

たとえばですが、食事中におもちゃで遊び始めたとき。

 

「ダメでしょ!」と怒鳴ってしまうのではなく「ごはんのときはおもちゃはお休みだよ」と、落ち着いて伝えてみる。

 

このような伝えかたが“適切なしつけ”であり、安心を感じられる環境で社会ルールを子どもに与える関わり方なんですね。

 

怒ること自体が悪いわけではありません。

 

大切なことは「なぜそれを小さな我が子に伝えるのか?」という、愛のある意図を持って接することです。

 

このままじゃ毒親?不安になる前に知っておきたいNG行動

 

言うことを聞かない子どもに対し、つい大声で怒鳴ってしまったり、強い口調でしつこく諭したり・・・。

 

そんなとき「もしかして私、毒親かもしれない・・・」と不安になることもあるかもしれません。

 

毒親の定義は一概には言えませんが、もし心配であっても今日から少しずつ見直していけばなにも問題ありません。

 

見直していくにあたり、まずは子どもの心を傷つけやすい関わりかたを知っておきましょう。

 

×子どもが傷つきやすい言動

 

・「なんでそんなこともできないの??」と人格を否定する

・「○○ちゃんはできるのに、あなたは・・・」と他の子どもと比べる

・「もう知らない!!」と突き放してしまう

・子どもの言い分を無視して会話をいきなり断ち切る

 

上記のような態度、言動は子どもが“自分はダメな存在なんだ”と感じてしまう、受け取ってしまいやすいものになります。

 

特に、共働きの場合は毎日が忙しく、いつしか余裕がなくなってしまい感情が先走ってしまいがち。

 

そんなとき、まずは、

 

「つい言ってしまう言葉にはどんな影響があるのか」

 

を知ること、理解しておくことが、理想とする接しかたにつながっていきます。

 

心理カウンセラー鈴木悦子へのカウンセリング依頼はこちらから

 

甘やかしにならない優しさとは?1~3歳児のしつけの基本

 

1~3歳の頃は、自分の中心となる「自我」が芽生え始める大切な時期。

 

思い通りにならないことで泣きわめいたり「イヤ!」を連発するのも見方を変えると“心の成長”の一環と言えるでしょう。

 

そんな時期に必要なのは「怒る」よりも、環境を整えて伝えかたを工夫してみることです。

 

甘やかしではなく優しさを前面に出して伝えるコツ

 

・「ダメ!」ではなく「こっちにしようね」と提案型に言い換える

・片づけを促すときは「一緒にやろうか」と寄り添う言葉をかける

・子どもの気持ちを受け止めた上で「今は○○の時間だよ」とルールを教える

 

こういった声かけは甘やかしではなく“見守るしつけ”というものです。

 

子どもは「否定されている」と感じてしまうと自信や自己肯定感が育ちませんが「受け入れてもらえてる」といった安心感を感じると、次第に自分で考えて行動する力が身に着いていきます。

 

感情と状況を切り分けて考えるポイント

 

子どもと接していると「ここは叱るべきか、それとも見守るべきか・・・」と、悩む場面も増えていくでしょう。

 

ではいったい、どんなときに“厳しさ”が必要になるのでしょうか?

 

こういうときに厳しさは必要

 

・人を叩いたり物を投げたりする

・危険な場所に走っていこうとする

・約束を何度も破ってしまう

 

など、こうした“人を傷つける行動”や“危険な行動”には、しっかりストップをかけることがとても大切です。

 

また「疲れているから」「早くしてほしいから」と、ママ自身の感情が理由で厳しく接していないか?見つめ直すことも大切です。

 

叱る前に意識したい3つのステップ

 

① まずは深い呼吸をくり返す(いちど間を取り冷静になる)

② 何に困っているのかを自分の言葉で伝える(例:「ママは危ないことが心配だったの」)

③ 一緒に行動を変える提案をする(例:「今度はこうしようね」)

 

このように感情と状況を切り分けることで“感情的に怒る”から“建設的に伝える”関わりへと変化していきますよ。

 

おわりに

 

子育てをしていると、様々な悩みに直面するでしょう。

 

ですが、そのように悩むのは、あなたが本気で子どもと向き合っている証拠とも言えるものです。

 

厳しさも、優しさも、そこにはかけがえのない愛があります。

 

“怒らない完璧なママ”というのは難しく、あえてそこにこだわる必要はありません。

 

子育てに完璧な正解などありません。

 

迷いながら、失敗しながら、つまずきながら、それでも子どもと一緒に少しずつ成長していくこと、それができればなにも問題ありません。

 

~家族問題や親子問題の悩みといった心の負荷を軽くして、毎日を笑顔で過ごすために~

各種カウンセリングのご依頼は↓↓↓↓

ルームカウンセリングのご依頼はこちらから

出張カウンセリングのご依頼はこちらから

電話カウンセリングのご依頼はこちらから

心理カウンセラー鈴木悦子のプロフィールはこちらから

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です