こんにちは。
家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。
毎日毎日、家事と育児に追われ、気づけば夜。
自分のことは後回し、誰にも頼れず、心も体も限界・・・。そんな日々を送っていませんか?
30代のママにとって、ワンオペ育児は本当につらいものです。
とくに、夫の帰りが遅い、実家に頼れない、周りに同じ状況のママがいない・・・。
そんな環境だと、
「私だけがこんなに頑張ってる」
「なんで私ばっかり?」
と感じてしまうのも無理はありません。
SNSを開けば、笑顔で育児をしているママの投稿が並び、自分と比べて落ち込んでしまうこともありますよね。
「私って母親失格なのかも・・・」
そんな風に感じるたび、心に小さな“自己嫌悪”が積み重なっていませんか?
「私が悪い」と思ってしまう・・・自己嫌悪の正体とは
子育てがうまくいかないとき、つい自分を責めてしまったり。それは、まじめで責任感の強いママほど感じやすい感情です。
本当は疲れているのに、
「ちゃんとやらなきゃ」
「子どものために完璧でいなきゃ」
なんて思ってしまう。そんな気持ちがあると思い通りにいかなかったときに「私が悪い」と感じてしまうんですね。
でも、それって本当にママのせいなのでしょうか?
実は、自己嫌悪の裏側には、
「もっといいお母さんでありたい」
「子どもにとって良い存在でいたい」
という愛情があるんですよね。
それは誰からも決して否定されるものではなく、とても大切であり素敵な気持ちだと思います。
自己嫌悪から抜け出す第一歩は「感情をそのまま認める」こと
自己嫌悪に陥ったとき「こんな自分じゃダメだ」と自分のなかにある感情を否定しがちです。
でも、そこから抜け出すための第一歩は「その感情にOKを出すこと」なんですね。
「疲れた」「しんどい」「つらい」「イライラする」
そう感じた自分を否定せず、
「そうだよね、そう感じて当然だよ」
と受け止めてあげる、認めてあげることで心は少しずつ軽くなっていきます。
心理カウンセリングでもよく使われる方法なのですが、自分の気持ちを“言葉にしてあげる”というものがあります。
たとえばですが、
「今日、子どもがずっと泣いてて、すごく大変だった。私、よく頑張ったよね」
と、自分ができたことを認め、あえて自分の心に寄り添ってあげるんですね。
この方法は「セルフ対話」と呼ばれ、自分の心と向き合う、自分を認めてあげる大切なステップになります。
自分を責めないための“セルフケア習慣”のすすめ
自己嫌悪を感じやすいママにとって、日々の「セルフケア」というのはとても重要です。
とはいっても、なにか特別なことをする必要はまったくありません。
ほんの少しだけ、自分のために“ホッとできる時間”を持つこと。それだけで十分なんです。
・子どもが寝静まった後、5分だけ好きな音楽を聴く
・窓を開けて新鮮な空気を取り込み、深い呼吸をしてみる
・温かい飲み物を飲んで、しばらく何も考えずぼーっとする
・「今日も一日、お疲れさま。ご苦労さまでした」と自分に声をかける
こんなふうに、短い時間でも「私のための時間」を意識して過ごすことが、心の余裕につながります。
また、マインドフルネスの呼吸法もおすすめです。
「4秒吸って、4秒止めて、8秒かけてゆっくり吐く」
これを3セットほど繰り返すだけで、気持ちが落ち着いてきますよ。
そして、何よりも大切なのは「一人で抱え込まない」ことです。
信頼できる友人や知人に話す、専門家に相談するなど、
“誰かとつながる”
ことは、心を支える大きな力になりますので。
おわりに
ワンオペ育児のなかで、毎日を必死に生きているあなた。
思い通りにいかないことも、自分を責めてしまう瞬間も、それはすべて「子どものために一生懸命な証」です。
でも、どうか忘れないでください。
あなたは、もう十分に頑張っています。完璧じゃなくていいんです。
「いい母親」よりも「笑顔でいられる母親」であること。
それこそが、子どもにとっていちばんの安心材料です。
自分を責めそうになったときは、今日お伝えしたことを思い出してみてください。
そして、あなた自身にもやさしく接してあげてくださいね。
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