円滑なコミュニケーションが子どもの心を強くしていく

 

こんにちは。

家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。

 

子どもとの気持ちよいおしゃべり、親にとっては嬉しく楽しい時間でもありますよね。

 

ですが、親として少々厳しめに伝えたいことがあったり、つい口うるさくなってしまったりすることもあるのではないでしょうか。

 

お互いが笑顔で話せる関係を築くためには、ちょっとしたコツを知っておくことが大切です。

 

今回は、親子の円滑なコミュニケーションを通じ、信頼関係を深めるためのポイントを4つに分けてお伝えしていきましょう。

 

子どもの話をじっくり聞いてみる

 

相手が子どもだからとついつい上から目線で会話をしていませんか?

 

子どもとの会話の基本、実は「聞くこと」から始まるんですね。

 

子どもは親をよく観察していますので、本当に耳を傾けているか?傾けていないか?すぐにばれてしまいます。スマホを見ながらなんてもってのほかです。

 

ですので、できるだけ目を見て気持ちを込めて「本当に話を聞いているよ」と伝えること、ピーアールすることが大切です。

 

また、子どもが話しやすい雰囲気を作ってあげることも大切です。

 

子どもが何か話し始めたときには、できるだけ手を止めて目を合わせてみてください。

 

「どんな話かな?」と興味を持ちながら耳を傾けることで、子どもも安心して気持ちを楽に話せるようになりますよ。

 

そして、子どものペースに合わせるということもしてみましょう。

 

子どもは大人と比べて言葉をまとめるのに時間がかかることが多いものです。言いたいことを一生懸命考えていて、口ごもってしまうこともあるでしょう。

 

そんなときつい「早く言って!」と言いたくなることもありますが、ぐっとこらえて子どものペースを大事にしましょう。

 

急かしてしまうと子どもは余計に言葉が出てこなくなり、自信が無くなり悲しい気持ちになってしまいます。

 

「急がなくていいよ」と声をかけると、リラックスして話せるようになりますので、子どものため親の忍耐も試されます。

 

子どもの気持ちに寄り添う

 

どのようなときでも子どもの気持ちに親が寄り添えると子どもは自信を持つことができ、心がしっかり育まれていきます。

 

子どもが話してくれることに対して、まずは「そうだったんだね」と共感してあげましょう。共感は孤独感を無くす効果があり、発言の勇気を身に付けることができます。

 

親が一方的に話を進めるのではなく、子どもの心に寄り添う姿勢が信頼を育て、将来的に強い心を育んでいきます。

 

そして、感情を受け止めてあげる、いうのも大きな自信につながります。たとえば、「友達に嫌なことを言われた」と話してきたときには、

 

「それは悲しかったね」
「つらかったね」
「とっても悔しかったね」

 

と、子どもの気持ちをそのまま受け止めてあげましょう。受け止めてあげるそのひと言が、子どもの心を軽くし、健やかな心を育みます。

 

否定や指摘を避ける、ということも大事な要素です。

 

親として、

 

「そんなことで泣かなくてもいいじゃない」
「もっと頑張れば?」

 

という言葉を使ってしまいがちですが、それらの言葉は子どもの気持ちを大きく萎縮させてしまいます。否定する、指摘するのではなく、

 

「そう思ったんだね」

 

とまず受け入れてあげることで、子どもはより安心感を感じるでしょう。

 

一緒に楽しい時間を過ごす

 

コミュニケーションというのは話すこと、おしゃべりすることだけではありません。

 

一緒に過ごす時間そのものが、親子のつながりを強くする絆となり鍵となるのです。

 

子どもと一緒にできること、やれることを見つける、というのも立派なコミュニケーションになります。例えばですが、一緒に料理をしてみる、一緒にお散歩をする、子どもが好きなゲームを一緒に楽しんだりする、など時間を作ってみましょう。

 

特別なことをしなくても、「一緒にいる」というだけで子どもは強い安心感を感じるものです。

 

また、小さな日常の習慣を大切にすることも円滑なコミュニケーションのひとつになります。

 

忙しい日々のなかでも寝る前10分間だけ一緒にお話をする習慣を作ってみるのも良いでしょう。

 

「今日一番楽しかったことは何?」と聞くだけで、自然と会話が広がりますし、子どもは無邪気に話てくれることでしょう。

 

子どもの個性を大切にする

 

子どもが自分の気持ちや考えを素直に表現できる環境を整えることも、良い関係を築くポイントです。

 

絵を描くことや音楽、スポーツなど、子どもが夢中になれることを見つけたら、それを応援してあげましょう。

 

自己表現の幅が広がることで柔軟な考えを持つことができ、自信が湧くきっかけにもなります。そして、ときとして親も感情を素直に伝えることをしてみましょう。

 

「今日はちょっと疲れたけど、あなたと話すと元気が出るよ」

 

など、素直な気持ちを伝えてみることで子どもは素直に喜びます。

 

親が自分を表現する、感情を表す姿を見ることで、子どもも自然と表現することの大切さを学びます。

 

終わりに

 

子どもとのコミュニケーションを良くするためには、何よりも、

「気持ちを込めて接する」

 

ことが大切ですなんですね。

 

「聞くこと」「共感」「一緒に過ごす時間」「個性を大切にする」という4つのポイントをぜひ意識してみましょう。

 

一気に取り入れるのは大変ですが、少しずつ取り入れていくことで、親子の絆がより深まり、毎日の会話がもっと楽しいものになるはずです。子どもの成長を見守りながら、ぜひ一緒に素敵な時間を作っていきましょう。

 

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