生活基盤の安定が子育てに悪い影響をおよぼしてしまう

 

こんにちは。

家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。

 

子どもがまだ小さい頃の子育てというのはとても体力も労力も必要になりますよね。

 

ちょっとした親の不注意で命が左右されてしまう繊細な存在ですので、親として注意深く常に見守ることが必要となります。

 

ですが、ここ最近は様々なものが発達した影響で、注意深く細やかに見れていない親も増えた印象があります。

 

世間的に様々なものが発達するのは良いことでもありますが、その反面デメリットも存在しているな、と感じています。

 

今回は生活基盤の安定がもたらす子育ての影響について見ていきましょう。

 

ほぼすべてにおいて進化した生活基盤

 

日本は経済成長にともなって各種いろいろなものがこれまで発達してきましたよね。

 

食べ物はもちろん、社会インフラである上下水道や住宅設備、交通事情、家電製品、道路、車、医療機関、その他もろもろと発達してきました。

 

社会的インフラが整い生活基盤が安定し、生活が楽になっていくのは良いことだと思います。

 

オール家電と言いますか、いまではインターネットを介し言葉一つで家中の全家電が動く世の中ですので、本当にすごい世の中になったと思います。

 

また、ここ数年はAIの導入、進化が爆発的に進み、こちらも言葉一つであらゆることの答えが導かれるようになっています。

 

もちろんすべてのご家庭がそのような環境ではありませんが、必要なものを気軽に取り入れるご家庭も増えてきたように感じます。

 

さて、そのような様々なものが進化し導入され生活基盤が楽になったのに対し、その分子育てに集中できない環境も発達してしまった、という印象があります。

 

生活基盤の安定が子育てに悪影響をおよぼす理由とは?

 

小さな子どもを育てるとき、やり方はそれぞれご家庭にもよりますが、基本は「子どもから目を離さない」ということが大切です。

 

親は親なりに子どもから目を離さないということを実施し、子育てをとても頑張っています。

 

しかし、実は進化した生活様式が親の集中を奪い取り、事故にあうケースが増えているんですね。

 

ひとつの例が「スマホ依存」です。

 

小さな子どもは別ですが、早ければ小学生くらいからご高齢の方までスマホが生活の一部になっており、いつでもどこでも気軽に見ていますよね。

 

あらゆることがインターネットを通じ瞬時に調べられ、ニュースサイトや動画といった興味性の高いものを簡単に見ることができます。

 

もちろんスマホを持つこと自体は悪いことではありませんが、集中力をスマホに奪われてしまい、逆に子どもに集中できない親が圧倒的に増えているな、と個人的に感じています。

 

小さな子どもを抱っこしながらスマホに集中して歩いているお母さん、ベビーカーを押しながらスマホを見ているお母さん、など。

 

老若男女問わず、スマホを見ると視野が狭まりますので、斜め前や後ろといった死角から自転車などが飛び出してきた場合、大きな事故につながってしまいます。

 

実際に避けきれず転倒した、ベビーカーが倒れてしまった、という事故は増えています。

 

もちろん死角から飛び出してくる自転車や人もいけませんが、何よりスマホによって視野を狭めているのは親の責任と言えるでしょう。

 

スマホを見て良い場面と見ていてはいけない場面、このあたりの境目がわからない親も増えているのかもしれません。

 

親の行動ひとつで子どもの命は左右されてしまう

 

スマホの事故もそうですが、減るどころか増え続けている子育て絡みの事故として「小さな子どもを車に置き去りにしてしまう」というのがありますよね。

 

親としてはちょっと買い物の間だけ、ちょっとコンビニに寄るだけ、と簡単に考えるかもしれませんが、夏場は特にエンジンを切ってしまうことでエアコンも切れてしまい熱中症で亡くなってしまうケースが増えています。

 

親の体力とストレス尺度、子どもの体力とストレス尺度はまったく違うものであり、慎重に考えないといけません。

 

これくらいの時間平気だろう、と考えていても大人の倍以上子どもの身体には負荷がかかりやすいので、常に危険が伴います。

 

もちろんすべての親が事故を起こしてしまうような考えを持っているわけではありません。

 

しかし、様々なことが便利になったことから発生する不注意や注意力の散漫、子どもへの集中力の欠如は誰にでも起こる現象ではないでしょうか。

 

毎日の子育てはとても大変ですが、いま一度スマホではなく子どもに集中するときは集中する、この行動は事故につながるかもしれない、といった注意喚起は必要だと感じています。

 

終わりに

 

今回はある意味、子育てに対して啓蒙的になってしまいましたが、とても大切なことだと思っています。

 

子どもというのは親の表情から顔の作り方を覚えていくのですが、親がスマホを良く見るあまり表情が作れない子どもも増えた、という報告もあります。

 

子どもが小さいうちの数年間はぜひ子どもに集中し、心が育まれる良い子育てをしてもらえれば、と思います。

 

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