こんにちは。
家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。
ここ数年の間ですが、
「発達障害」
という言葉が広く認知され、多くの人がその存在を知るようになりました。
たとえばですが、自分の子どもの言葉が遅かったり、落ち着きがなかったり、同じ遊びばかり繰り返していたりなど。
いわゆる「発達障害のグレーゾーン」にいるのでは?と親であれば心配してしまうかもしれませんね。
小さな違和感を見つけては他の子と比べてしまい、心配の種が膨らみ、場合によっては自分を責めてしまうなんてことも。
本当に発達障害なのか?親の感覚だけで判断することはできませんが、現在では様々な診断基準がありますし、何よりも心配ばかりに気を取られてしまうと本来の育児にも影響を及ぼしかねません。
今回は、発達障害への不安とどう向き合えばいいか?そして、不安に押しつぶされない子育てのヒント、自分の心を守る視点についてお話していきますね。
目次
毒親育ちは子どもの発達に不安を感じやすい?
子育てをしていると、大なり小なり子どものことに対して不安に思うことはあるでしょう。
「周りの子と比べてうちの子は遅れているかも」なんて、ちょっと不安に感じてしまう瞬間もありますよね。
とくに公園や保育園という場所では同じ年齢の子どもと比較してしまいやすく、発語の速さや運動の器用さの違いに敏感になるものです。
また、近年では様々なSNSやインターネット情報で「発達障害」という言葉を目にする機会も増えました。
場合によってはチェック項目もありますので、少しでも当てはまる部分があると「もしかして・・・」と不安が増してしまいます。
毒親のもとで育ったは人とくに「自分のせいで子どもに影響が出ているのでは・・・」と自分を責めやすい傾向にあります。
幼少期から我慢を強いられたり、親の都合で怒られたり、感情に制限をかけられると、
「こんなことをされるのは自分が悪い子だからだ」
と自分を卑下しやすくなってしまうんですね。
そして、悪い子から脱しようと自分に厳しくなってしまう結果、子育てに対する自分の評価も厳しくなってしまう、という罠に陥ってしまいます。
発達障害かも?気になるサインの例とは
先ほども少し述べましたが、発達障害かどうか?親だけで判断するのは難しく、決めつけることはできません。
ですが、ある程度見分けのカギとなるサインが4つ存在します。
その4つ存在するサインとして、
・発語が遅い、言葉が極端に遅れている
・人との関わりにあまり興味を示さない
・同じ行動やこだわりを長く繰り返す
・強い癇癪や切り替えの難しさが続く
などがあります。
これらはある程度の見分けには使えますが、すべての答えとなるわけではありませんので注意が必要です。
ひとりで悶々と抱え込んでしまうのは心身ともによろしくありませんので、そんなときは遠慮なく相談できる窓口に連絡するのが得策です。
現在は地域の保健センター、小児科、発達相談窓口、といった専門窓口がありますので、そのようなところを探し、相談してみましょう。
また、不安や心配で日常生活に支障をきたしてしまう場合もありますので、そんなときは悩みや苦しさを打ち明けられる心理カウンセラーに助けを求めるのも良い方法です。
発達障害についての専門窓口などは専門的な受け答えはできますが、心的疲労や苦しさ、不安を取り除いてくれるところではありません。
臨機応変に、賢くいろんな機関を利用するようにしましょう。
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心に根付く「不安」とどう向き合えばいいのか?
人間の感じる「不安」というものは、気合や根性、精神論で消えるものではありません。
ましてや“不安を感じること自体が悪い”と思い込んでしまうと、心はますます苦しくなってしまいます。
発達障害に限らず、子どもを持つ親として不安や心配を常に身近に感じるのは当たり前ですよね。
違う見かたをすると、それ自体は“子どもを大事に思っている証”と言えるものであり、自然な感情です。
その自然な感情をネガティブに捉えるのはではなく、上手に切り離していくことが大切です。
ここからは、上手に切り離していくのに有効な方法をいくつかお伝えしていきましょう。
頭のなかにある不安の種を書き出す(ジャーナリング)
「ジャーナリング」という手法は以前にもお話しましたね。
紙やノートといった書く物を用意し、頭のなかに浮かんでいることを思うがままに書き出していく、というものです。
とくにこれといったルールも無ければ制限もありませんので、とにかく頭のなかにある不安や心配、モヤモヤしていることをバーッと書き出していき、視覚化していきましょう。
軽め運動をして汗とともに発散する
ストレッチや軽めのトレーニング、ウォーキングやジョギングなど、適度な運動をすると筋肉が刺激され汗をかき、良い発散となります。
身体を動かすことで嫌な感情が消えることはしばしばありますので、10分~30分ほど時間を使ってみるのも良いですね
親しい友人や知人とおしゃべりをして刺激をもらう
気兼ねの無いおしゃべり、とくに女性の場合は男性と違っておしゃべりで大きなストレス解消効果を得られます。
タイミングを合わせ、親しい友人や知人に声をかけ、ときには普段の喧騒を離れておしゃべりに花を咲かせるのも良いでしょう。
不安を敵視するのではなく「私はもちろん不安で良い」と許可を与える
これは「感情消化」と言われるセルフケアのひとつです。
感情というのは否定や無視をすると大きく膨らみ、肯定したり認めると小さく縮む、といった特徴があります。
その特徴を活かし、不安や心配に対して肯定する、許可を出す、というものなんですね。
難しく考える必要はなく、ただ、
「私は不安を感じているんだなぁ、不安でもいいんだよ」
「子育ては心配が多いよね、心配するのは当たり前だよ」
と、自分の気持ちに対して優しく語り上げてあげるだけです。
時間や場所問わずできますので、セルフケアのひとつとして覚えておくと良いでしょう。
好きなことや趣味に没頭する時間を作る
人はなにかに没頭することができるとそれ自体がストレス解消となり、ネガティブなあらゆる感情を寄せ付けません。
もし好きなことは趣味など没頭できるものがあれば、その世界に入る時間を確保することも大切です。
子育て中はなかなか難しい場合もありますが、夫など家族の協力をできるだけ得て、心を解放する時間を作りましょう。
ショッピングや日帰り温泉で気分を変える
先ほどのおしゃべりもそうですが、多くの女性にとってショッピングや日帰り温泉でゆったりするのも良い気分転換になり、ストレス発散や心の解放に良いものです。
ちょっとした時間を使い、お金もそれほど使うことなく手軽なショッピングを楽しむ、日帰り温泉やスーパー銭湯など楽しんでみましょう。
カウンセリングという選択肢を視野に入れる
先ほども軽くお話しましたが、心がどうしてもツラい、苦しい、不安や心配がどうしても抜けない、といった場合は専門家のカウンセリングがとても有効です。
「カウンセリングは敷居が高い」「病気の人が受けるもの」というイメージがありますが、そんなことはありません。
家族や友人、知人に話せないようなことをカウンセラーに話してみる、アドバイスを受けることで道が開けることは多いものです。
また、カウンセラーという専門家やカウンセリングというものは守秘義務ありきですので、話した内容がどこにも漏れる心配がありません。
ご家族やお知り合いからの問い合わせにもご本人の許可が無い限り、一切話すことはありませんので、そのあたりは問題ありません。
また、カウンセリングの形態もいろいろあり、専門のカウンセリングルーム、ご希望場所までの出張訪問、お電話など、いろいろとあります。
気になるのでとりあえず問い合わせだけしてみたい、ということにも対応していますので、まずは気軽に第一歩を踏み出してみることが大切です。
たった一度のカウンセリングでも心に大きな変化が訪れるのは良くあることですので。
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おわりに
子どもの発達に不安を抱くことは、決して珍しいことではありません。
発達障害かどうか?それは専門家にしか判断できませんし、親が一人で抱え込む必要もありません。
大切なことは、不安に押しつぶされず、子どもと自分自身の心を守ること。
今回お話したこと、今日からできる小さな工夫を生活のなかに取り入れてみてくださいね。
~毒親問題・家族問題・親子問題の苦しみを軽くして、毎日を笑顔で過ごすために~
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