こんにちは。
家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。
育児に家事、そこにパートなどお仕事もしていたら、ママにとって1日は本当あっという間ですよね。
やらなきゃいけないけど時間がない、一日が家事と子どもで終わっている、なんて日常茶飯事かもしれません。
気づけば自分の時間は1分もなく、寝る前にようやくひと息つけるなど・・・思わずため息が漏れてしまうことも。
実は、そんなママの様々な負担を少しの工夫で驚くほどラクに、そして心も軽くすることができる方法があります。
今回は日々忙しいママのため、
「完璧じゃなくても、ちゃんと回る家事」
をテーマとして、心理的なマインドの切り替えとすぐに実践できる時短テクニックをご紹介していきますね。
目次
なぜママはこんなに家事に追われてしまうのか?
家を守るママとして、
「家のことは私がやるもの」
「手を抜かないよう、ちゃんとしなきゃ」
なんて、こんなふうに思っていませんか?
もしそう思っているのであれば、その背景には“幼少期の経験”“社会的なお母さん像”の刷り込みが関係しているかもしれません。
特に、毒親育ちの人は「ちゃんとしないと怒られる」「褒められないと価値がない」といった思い込みを持ちやすく、無意識のうちに完璧を目指してしまいがちなんですよね。
さらに、夫が疲れて帰ってきたのを見て「頼るのは悪いな・・・」と遠慮してしまい、すべてを1人で抱え込んでしまう、なんてこともあるかもしれません。
悪い意味で“責任感”と“気遣い”が重なってしまい、あなたの肩にのしかかっていると言えるでしょう。
“頑張らない家事”がうまくいく、マインドを切り替える3つの方法
ではいったいどうすれば?家事のプレッシャーから自由になることができるのでしょうか。
ここからは、自由になるためのマインドの切り替えかたを3つご紹介しますね。
1.100点満点ではなく60点という考えかた
やる気や根気だけでは家事、育児、仕事など、すべてを完璧にこなすのはそもそも無理がありますし、心身への強い負荷が覆いかぶさってきてしまいます。
無理をして身体を壊す、精神的に不安定になるなど、それこそ本末転倒と言えるでしょう。
まず頭に置き、目指していきたいのは、
“100点満点ではなく60点という考えかた”
なんですね。
60点の考えかたはどういうものか?たとえばですが、掃除なら「隅々まで全部やる」のではなく「見えるところだけ」やる、という感じです。
いつもいつも手を抜かず100点を目指していては、どこかでプツンと糸が切れやすくなってしまいます。
手を抜くのではなく力を抜くこと、そういった考えかたが自分を守るコツにもつながります。
2.丁寧さよりも気持ちの余裕を大切にする
家事を丁寧にこなす、キレイにしっかりと片付けていくのは気持ちが良いものですが、これもやはり無理が祟ると心身に影響を及ぼします。
また、いくら丁寧を心がけてもそれが理由でイライラしていたら、家庭の空気はピリピリしてしまいますよね。
丁寧にキレイに、というのは大切なことですが、それより心に少しでも余裕があるほうが家庭の雰囲気は悪くならず、みんなが安心して過ごせるでしょう。
3.自分の時間を削らないのが“正しい家事”という視点
責任をもって丁寧におこなう家事や育児は自分時間を確保しづらく、逆に言うと自分時間を削ることになりますよね。
そのような“自分を後回しにしてしまう家事”って実は、長く続かないことがほとんどです。
「自分時間を削ってまでやる」のではなく「自分時間を削らずにやる」ほうが、自分の心身はもちろん家族にも良い影響を及ぼします。
「今日は丁寧はやめてパッとやろう」
「明日できることは明日でいいか」
というような力の抜き加減が、結果的には家族の安心材料になることは多いものです。
▶ 心理カウンセラー鈴木悦子へのカウンセリング依頼はこちらから
今日から使える!家事に関する7つの時短テクニック
家事の手間をできるだけ省き、時間を短縮させることで家族時間や自分時間が増え、家庭内の雰囲気自体も良くなるものです。
ここからは、実際に今日から使える時短テクニックを7つご紹介していきましょう。
1.【買い物】ネットスーパーやまとめ買いを活用してみる
ちょっとの買い物でも子どもがいると気力も体力も使うことが多く、いつもとても疲れてしまう、という経験をされている人も多いと思います。
そこで、買い物については週に1回のまとめ買いをおこないながら、ネットスーパーでの補充というのを活用してみるのも便利なものです。
可能な範囲でラクにしていく、気力や体力を温存しておくことが日々の活力につながっていきますので。
2.【料理】冷凍食材・作り置き・カット野菜で上手に手抜きを
毎日の食事作り、献立を考えたり実際に調理したりと、結構な手間暇がかかるものですよね。
食事作りに関してもできるだけ時短を考える、様々なものをうまく活用するだけでも意外と時間の節約につながります。
野菜などは事前にカットして冷凍しておけば、使いたいときに冷凍室から取り出してパパっと使えて便利です。
また、いまは様々な冷凍食材もありますので、栄養面からそれらをうまく活用するのも良いですね。
上手に“自炊風”に仕上げれば、それほど遜色のない献立になるでしょう。
3.【掃除】曜日ごとの“ちょこっと掃除”で毎日を楽にする
家事の中で「掃除」というのもしっかりやると結構な時間を取られてしまいますよね。
掃除も完璧を目指すと疲れてしまいますので、月曜は洗面所、火曜はリビング・・・というように、曜日ごとで1か所だけに絞る方法がおすすめです。
また、20分なら20分と時間を計り、その時間だけ集中して掃除するのもメリハリができて良いですよ。
4.【洗濯】“できるだけたたまない収納”で気持ちを楽にする
洗濯も洗濯機に洗う物を入れておけばあとは自動で良いのですが、洗濯後に意外と時間がかかってしまうもの。
干したものをたたむのも案外時間が取られてしまい、他に手が回らなくなる要因になることも。
そこで、洗ったものを完璧にたたむのではなく“できるだけたたまない収納”を実践してみることで時間の確保につながります。
気になってしまう人は仕方ありませんが、しっかりたたまなくても意外と困らないということに気がつくでしょう。
5.【片づけ】“とりあえずBOX”を作ることで心に余裕を持つ
小さなお子さんがいる場合はとくに様々なものが散らかりやすく、片付けも結構な手間がかかります。
ダンボールか何かで箱を用意しておき、散らかってしまったものはその箱に一時避難しておくと、他のことに時間を使えて便利です。
「今すぐキレイにしなきゃ」と考えると意外と心の負荷がかかりますので、それをやめるだけで心の余裕が生まれやすくなります。
6.【タスク管理】「1日1家事」のルールで無理はしない
“今日は洗濯だけ”“今日は掃除だけ”“今日はご飯作りだけ”など、その日ごとのルールを決めると負担も軽くて済みますし、ある程度の達成感も感じます。
マルチタスク(複数こなす)のではなく、シングルタスク(1つに絞る)ほうがかえって効率的であり、心の余裕も段違いです。
7.【家族を巻き込む】「お願い」+「ありがとう」を総動員して時短をすすめる
「○○してくれると助かるな」とIメッセージでお願いし、それができたら「ありがとう」を忘れずに。
ただ「それをやって!」だけだとお互いの関係がギクシャクしてしまい、なんだか気分も晴れません。
上手に家族を巻き込む、担当や配置を徐々にお願いしておくと、後々自分の時間が作りやすくなりますよ。
家族が笑顔になるにはママが楽することが必要不可欠
ママがいつも笑顔でいること、それは家族にとってなによりの安心材料になるものです。
小さな子どもは特に、ママが抱く感情や機嫌にとても敏感であり、知らず知らず心が傷ついてしまうものです。
また、できるだけ楽して自分を大切にする姿を子どもに見せることは、とても大切な教育にもなります。
「お母さんだからって頑張りすぎないでいい」という行動や考えかたを子どもが感じられる環境は、将来その子が自分を大切にできる大きな土台となるでしょう。
おわりに
今回は「頑張らなくても回る家事のコツ」として、マインドの切り替えと時短テクニックをご紹介しましたが、いかがでしたか?
家事を100点でこなすより60点でこなすほうが心に余裕も生まれ、結果的にうまくいくことは多いものです。
また、心に余裕があるほうがずっと家庭はうまく回るでしょう。
もしこれまで自分を後回しにする生き方をしてきたのなら、これからはそれを少しずつ見直していくチャンスかもしれません。
勇気を持ってやってみる、その小さな一歩が、あなたの心と暮らしを軽くしてくれるはずですよ。
~家族問題や親子問題の悩みといった心の負荷を軽くして、毎日を笑顔で過ごすために~
各種カウンセリングのご依頼は↓↓↓↓
コメントを残す