夫源病の症状チェックリスト|夫のせいで心身がボロボロになる前にできる対処法

 

こんにちは。

家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。

 

いま密かに世間を騒がせている「夫源病」という言葉、ご存じですか?

 

夫の言動や態度、一挙手一投足に対して、

 

「夫と一緒にいると、なぜか頭が痛くなる・・・・」

「夫が帰ってくると思うと、胃がキリキリしてしまう」

 

など、このような症状が表れてしまい、体調を崩しがちになってしまう、というものです。

 

ただでさえ家事や育児で忙しい毎日を送っているのに、このような症状が表れてしまうともう、回るものも回らなくなってしまいますよね。

 

悩んだ挙句、周りに相談しても「夫婦なんてそんなもの」と言われてしまい、一人で抱え込んでしまうなんてことも。

 

実はこの「夫源病」というもの、医学的にも認められている現象なんですね。

 

単なる歪んだ夫婦関係ではありませんし、妻の甘えでもなんでもありません。精神的なストレスが体調に出ているので、医学的な分野となります。

 

今回は、夫源病の正体と15項目の症状チェックリスト、そして夫婦の健全な境界線を築く具体的な方法をお伝えしていきましょう。

 

 夫源病とは?医学的に認められている症状の正体

 

先ほども軽くお話しましたが、「夫源病」とは夫の言動や態度がストレス源となり、妻に様々な心身の不調が現れる現象のことです。

 

この症状は2013年に医師の石蔵文信氏によって提唱され、医学界でも「マリッジブルー症候群」の一種として認識されています。

 

決して妻の「気のせい」や「甘え」ではなく、実際に起こりうる医学的な現象なんですね。

 

しかし、なぜ夫の言動が妻の体調に影響してしまうのでしょうか?

 

人間の身体は強いストレスを感じると、自律神経のバランスが崩れがちになります。

 

特に女性の場合は男性よりもストレスホルモンの影響を受けやすく、継続的なストレスが頭痛やめまい、不眠など身体症状として現れやすいと言われています。

 

子育て中の妻に夫源病が多い理由は、育児と家事の負担が重なる中で、本来パートナーであるはずの夫からの理解やサポートが得られないことによる深い失望感にある、というのが多くの見解です。

 

「一番の味方であってほしい人から傷つけられる」というストレスは、想像以上に心身に大きな負担がかかってしまいますよね。

 

あなたは大丈夫?夫源病の症状チェックリスト15項目

 

夫源病というのは他人事ではなく、いつ自分自身に降りかかるか?気をつける必要があります。

 

参考程度ではありますが、下記に夫源病ついてのチェックリストをご用意しました。まずは現状のあなたの状態を確認してみましょう。

 

【 身体的症状 】
□ 夫がいると頭痛がする
□ 夫の帰宅時間が近づくと胃が痛くなる
□ 肩こりや首のこりがひどくなった
□ めまいや立ちくらみを感じることが増えた
□ 夫がいると動悸がする
□ 不眠や眠りが浅くなった

【 精神的症状 】
□ 夫に対してイライラすることが増えた
□ 憂鬱な気分になることが多い
□ 夫と話すのが億劫に感じる
□ 将来への不安を感じるようになった
□ 自分を責めることが多くなった

【 行動面の変化 】
□ 夫との会話を避けるようになった
□ 夫の前では笑顔を作るのが辛い
□ 夫がいない時間にホッとする
□ 夫に関することを考えると疲れを感じる

チェック数による目安
– 3個以下:軽度(予防を心がけましょう)
– 4-8個:中度(対処法の実践が必要)
– 9個以上:重度(専門家への相談も検討)

 

いかがでしたか?

 

もしチェックが多くあっても落ち込む必要などはありませんので。

 

夫源病についての改善方法はありますので、まずは自分の状況を視覚化し、受け入れることから始めるのが良いですね。

 

心理カウンセラー鈴木悦子へのカウンセリング依頼はこちらから

 

夫源病の原因となる5つの言動パターンとは

 

夫源病を引き起こす夫の言動には、実は共通するパターンがあるんですね。

 

下記に共通するパターンを載せましたので、当てはまるのか?ぜひチェックしてみましょう。

 

1.家事育児への無関心・批判的な態度

 

「俺は仕事をしているから」と家事育児を妻に丸投げし、さらに「なんでこんなこともできないの?」など批判的な発言をする。

 

2.仕事のストレスの八つ当たり

 

仕事で嫌なことがあると妻に対して不機嫌な態度を取ったり、些細なことで怒鳴ったりする。

 

3.妻の気持ちを聞かない・否定する

 

妻が悩みを相談しても「そんなことで?」「考えすぎだよ」と気持ちを否定し、真剣に聞こうとしない。

 

4.妻を家政婦扱いする態度

 

「飯はまだ?」「洗濯物はどこ?」など、妻を家政婦のように扱い、感謝の気持ちを示さない。

 

5.実家や義両親を優先する姿勢

 

妻よりも母親の意見を優先し、妻が義両親との関係で悩んでいても「母さんはそんなつもりじゃない」などと取り合わない。

 

上記にあげたこれらの言動は、妻の尊厳を傷つけ、パートナーシップの感覚を奪ってしまうものです。

 

特に子育て中は心身ともに敏感になっているため、より深刻なダメージが刻まれてしますんですね。

 

夫源病を予防する「夫婦の境界線」の引きかたについて

 

夫源病から身を守るために最も効果的なのは、夫婦間に健全な「境界線」を引くことです。

 

引いたほうが良い境界線にはいくつか種類がありますので、こちらも下記にあげていきましょう。

 

精神的な境界線:夫の感情に巻き込まれないために

 

たとえ夫が不機嫌でも、

 

「夫の機嫌は夫の責任である」

 

と割り切ることがとても大切です。

 

比較的多いのが「私のせいかも」と考えてしまうこと。そう考えてしまうのではなく、

 

「夫はいま、自分の感情をコントロールできていない状況なんだ」

 

と客観視することが重要です。

 

物理的な境界線:一人時間を確保するには

 

こちらも大切なことですが、一日の中で、

 

「自分だけの時間」

 

を確保することが、心身を守るためには必要なことです。

 

リフレッシュのため早起きして読書をする、お風呂でゆっくりする、散歩に出るなど、夫や子どもから離れる時間は重要であると言えるでしょう。

 

責任の境界線:夫の問題と自分の問題を分ける

 

夫の仕事のストレスや人間関係の悩み、そのすべては、

 

「夫のなかの問題」

 

です。

 

妻が解決してあげる必要はありませんし、そこに捕らわれる必要は一切ありません。

 

「私にできることはサポートまで」

 

という確実な線引きを心がけましょう。

 

期待値の境界線:夫に過度な期待をしない心構え

 

これまで一緒に過ごしてきた夫婦であれば、

 

「夫ならきっと、私の気持ちをわかってくれるはず・・・!」

 

という期待をする、気持ちを持つのは当然と言えるでしょう。

 

ですが、そういった期待は空回りしてしまうことも多く、逆に打ちのめされてしまう、なんてことも。

 

これも自分の心身を守るため、期待するのを手放しましょう。

 

代わりに「もし理解してもらえたらラッキー」くらいの軽い気持ちでいること、前のめりに期待しないことが失望やイライラを引き寄せないコツとなります。

 

もし境界線を引くことに対し罪悪感を感じてしまう場合、その罪悪感は一切必要はありませんので。

 

少し冷たいような感じるかもしれませんが、健全な境界線があってこそ夫婦関係は長続きするんですね。

 

尊守すべきは「あなたの心の健康」です。それを尊守した結果、家族全体の幸せへとつながっていくことを、ぜひ覚えておいてくださいね。

 

おわりに

 

今回は夫源病の症状チェックリストと「夫婦の境界線」の引き方についてお話ししましたが、いかがでしたか?

 

「夫源病」とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、これは決して珍しいものではありません。

 

多くの女性が経験している現象であり、適切な対処法を知ることで健やかな関係を取り戻すことができます。

 

まずは今日から、小さな境界線を一つ引いてみましょう。あなたには幸せになる権利があり、健康でいる権利があります。その権利を大切に守っていきましょう。

 

~家族問題や親子問題の悩みといった心の負荷を軽くして、毎日を笑顔で過ごすために~

各種カウンセリングのご依頼は↓↓↓↓

ルームカウンセリングのご依頼はこちらから

出張カウンセリングのご依頼はこちらから

電話カウンセリングのご依頼はこちらから

心理カウンセラー鈴木悦子のプロフィールはこちらから

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です