「同居」はアリ?ナシ?嫁姑トラブルを避けるための家族会議のススメ

 

こんにちは。

家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。

 

結婚生活を続けていると、避けられないのが“義両親との同居をどうするか?問題”ではないでしょうか。

 

「義両親との同居、どうしようか・・・」

 

夫から突然そんな提案をされて、動揺したことはありませんか?

 

もしくは、将来的には避けられないと心のどこかですでに覚悟している人もいるかもしれませんね。

 

もし、いざ「同居」となると、

 

「嫁姑関係がうまくいくのか不安」

「自分の自由がなくなりそう」

「夫は私の味方になってくれるの?」

 

と、いろんな心配やモヤモヤがどっと頭のなかを駆け巡ってしまうかと思います。

 

実は、同じような心配や不安を抱えている人は決して少なくありません。

 

心配や不安の種である同居をめぐるトラブル、その多くは“事前の話し合い次第で回避する”ことがほぼ可能なんですね。

 

「同居をする・しない」の判断には、家族それぞれの立場や想いが絡み合っています。

 

だからこそ、感情任せに決めるのではなく“丁寧に対話を重ねる家族会議”がとても有効なんですね。

 

今回は、「同居」をめぐる嫁側の本音や不安、トラブルの背景、そして家族会議で話し合うべきポイントなど、様々な視点から解説していきますね。

 

同居について、なにかしらのヒントになれば幸いです。

 

なぜ「同居」は悩ましい?嫁側のリアルな不安と葛藤について

 

義両親との同居を前向きに考える人もいますが、多くの女性が心のどこかで

 

「できることなら避けたい・・・」

 

と感じているのが本音ではないでしょうか。

 

避けたいという背景には、日常的に気を遣い続けなければならない精神的な負担というのが見え隠れしています。

 

たとえばですが、

 

「料理の味付けひとつとっても口出しされそうで怖い」

「子育てや生活のペースに干渉されたくない」

「夫は“家族なんだから”と軽く考えているけど、私の立場は・・・?」

 

など、こうした不安は決してわがままではありませんし、そう考えるのも当たり前と言えるでしょう。

 

結婚して別の家庭を築いた以上、義両親との同居は“慎重に考えるべき人生の選択”と言えるべきものです。

 

しかし、一方で経済的な事情や義親の老後を考えると「いつかは同居しなければ・・・」と感じてしまうことも。

 

だからこそ、この選択は「悩ましい」と言えます。

 

同居トラブルの8割は「話し合い不足」から?

 

同居トラブル、その多くは夫婦間での「最初のすれ違い」が引き金になっていることがほとんどです。

 

「夫にこんなこと言わなくても察してほしい」

「妻はきっと理解してくれているはず」

 

そんな思い込みが積み重なっていくと、あとから取り返しがつかなくなることはよくあります。

 

また、夫婦間で最初のすれ違いで特に問題となるのが“同居に対する温度差があるまま話が進んでしまうケース”なんですね。

 

たとえば、夫としては「親も年だし、そろそろ同居した方が安心かな」と思っていても妻にはその相談すらなく、ある日いきなり「親が引っ越してくるから」と言われてしまう、など。

 

相談もなくいきなりこれでは、怒りや戸惑いが生まれて当然と言えますよね。

 

義両親である親世代との“価値観のズレ”にも注意が必要です。

 

同居について「家族なんだから助け合って当たり前」という義両親の価値観と、「自分たちの暮らしを守りたい」という嫁の気持ちがぶつかると、大なり小なり衝突は避けられないでしょう。

 

だからこそ最初が肝心なんですね。

 

感情論に流される前に、まずはお互いの考えや不安を丁寧に言葉にしていくこと、心に引っかかっていることを丁寧に述べていくことが大切なんですね。

 

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~家族会議のススメ~同居をめぐる建設的な話し合いかたとは

 

では、どのようにして話し合いを進めればよいのでしょうか?

 

ポイントとしては、

 

・感情が爆発する前に

・段階的に

・具体的に話すこと

 

なんですね。

 

このポイントを踏まえたうえでまず最初に、夫婦ふたりだけで冷静に話す時間を持ちましょう。

 

「私は○○○○という理由で同居に不安を感じている」

 

など、“私は”を主語にして伝えると相手を責める形にならず、気持ちが伝わりやすくなります。

 

夫婦ふたりだけでの話し合いが終わった後、必要に応じて義両親も交えた家族会議をするのも良いでしょう。

 

このとき話すべきポイントは次の3つです。

 

1.現在の生活と心境について:日々の暮らしの中で何が大切なのか、どんな不安があるのかを共有する

2.同居に対する希望や懸念点など:具体的にどういう形なら受け入れられるのか、不安な点は何かを言葉にする

3.代替案の検討:別居・近居・同居の選択肢を一緒に比較して考える

 

一度の話し合いで答えを出そうとするとまとまりにくいことがあります。

 

できれば時間をかけ、お互いの心の内を理解したうえですり合わせていく姿勢が大切です。

 

もし同居することになったら・・・ストレスを減らす3つの工夫

 

時間をかけた話し合いの結果、同居するという答えになる場合もあるでしょう。

 

同居というのはひとつの生活環境の変化ですので、それにともなうストレスが増えていくことが予想されます。

 

そのような場合、できる限り事前に同居ストレスを減らせる工夫をしておくのが良いですね。

 

同居ストレスを減らす工夫としては下記があげられます。

 

1.距離感を意識したルールづくり

 

たとえば、

 

「リビングは別」

「食事はそれぞれ」

「お風呂の時間をずらす」

 

など、プライベートな空間と時間を確保することで、お互いにストレスを抱えにくくなります。

 

2.「感謝」と「報告」のコミュニケーション

 

些細なことでも「ありがとう」と伝える習慣が、関係性を穏やかに保ちます。

 

また、義親との距離が近いほど「報告・相談」を意識することが誤解やトラブルを防ぐのに役立つでしょう。

 

3.自分の時間を大切にする

 

週に一度の外出、趣味の時間、ひとりで過ごすカフェタイムなど、心がほっとできる時間を確保することも大切です。

 

できればストレスを抱えすぎる前に、第三者(カウンセラーなど)に相談する準備をしておくことも安心材料につながります。

 

おわりに

 

「同居」というのは、家族の未来にかかわる大きな選択と言えるものであり、簡単に「する・しない」と答えを出せるものではありません。

 

結果的にどのような形を選ぶとしても、大切なことは“家族それぞれが納得できる”ということです。

 

そのためには感情的なぶつかり合いではなく、冷静で丁寧な対話が欠かせません。

 

同居というのは難しい問題ではありますが「私はどうしたいのか」と自分の心に真摯に向き合うこと。

 

そして、その想いを大切にしながら家族と向き合うことがトラブルを防ぎ、これからさらに良い関係を築いていくでしょう。

 

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