家族の崩壊はこれら4つの事象から始まっていく

 

こんにちは。

家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。

 

いまは仲が良いご家庭でも、ちょっとしたことで家族内のバランスが崩れてしまい、いわゆる、

 

「家族崩壊」

 

が始まってしまうことがあります。

 

仲の良い家族であり癒される家庭でありたい、というのは誰でもが思うことではないでしょうか。

 

ですが、経済的なことや家族内でのわだかまりが起こってくると家族関係というのは崩れてしまいやすく、途方に暮れてしまうこともあるものです。

 

今回は、家族の崩壊が始まってしまう4つの事象についてお話していきますね。

 

家族崩壊が始まる4つの事象とは?

 

ちなみに、これからお話する4つの事象ですが、これらが家庭内にあったとしても確実に家庭崩壊が始まるとは限りません。

 

あくまで起こりやすいというものですので、家庭内でこれからお話することが起こっていれば軌道修正してやりなおすことはもちろん可能ですので。

 

では、家族崩壊が始まる4つの事象とはどのようなものなのでしょうか。それは、

 

・両親の不仲や離婚

・経済状況の厳しさ

・肉体的、精神的な暴力

・アルコール依存やギャンブル依存

 

という4つから成り立っています。

 

では、それぞれの事象について見ていきましょう。

 

両親の不仲や離婚

 

家族内、家庭内における円満の秘訣はズバリ、両親の仲の良さです。

 

お互い人間ですので時々はケンカするけども、時が経ったら元通り、というのは良い両親の見本ですね。

 

ですが、いつしか思いやりの気持ちが薄れ、お互い気持ちのすれ違いが頻繁に起こり、ちょっとしたことでもぶつかってしまう、言い合いになる、というのは良い例ではありません。

 

人と人が一緒に生活をしていると慣れのせいでお互いを思いやる気持ちがどうしても薄れてしまうものです。

 

どうしても自分の正当性を主張したくなり言い合いが終わらない、ケンカがずっと長引く、というのはお互いにとっても子どもにとっても良いものでは決してありません。

 

また、お互いの自己主張が激しくなると結果的に離婚という判断を下し、両親が離れることになり子どもは不安感が強くなってしまうこともあります。

 

両親の不仲、離婚というのは家族内においてとても大きな傷を残すものです。

 

経済状況の厳しさ

 

お金が全てではありませんが、お金によって苦労することも多々ありますよね。

 

家庭内において経済状況が厳しいと、欲しいものが買えない、食べたいものが食べられない、必要なものが揃えられない、など色々な不都合が起こります。

 

家庭内で自由に使えるお金が少ないというのはストレスが溜まるもので、それが原因で両親が大きなケンカをしたり子どもが非行に走る、というのは良くあるケースです。

 

また、お金を稼ぐために両親が本業とは別にアルバイトなどに出てしまうと子どもとの家庭内のコミュニケーションがなかなか取れなくなりますので、結果的に家庭内がギクシャクしてしまうケースも無視できません。

 

現状、会社員にとって給料が上がりずらい時代ですので、お金に左右されてしまうご家庭は経済状況によって家族崩壊が始まってしまう可能性があります

 

肉体的、精神的な暴力

 

自身の感情をコントロールすることができず、相手を負かすため暴力に身をゆだねることはないでしょうか。

 

両親が自宅でお酒を飲む場合、家庭内における暴力が起こるパターンがあります。

 

また、お酒を飲まずとも沸き立つ感情に抗えず、気がついたら暴力を振るっていた、ということもあるでしょう。

 

家庭内における暴力というのはエスカレートする可能性が高く、どんどんと歯止めが利かなくなり、最終的に家族崩壊が起こる、というケースがあります。

 

ひと昔前は男性からの暴力が多かったのですが、今の時代は女性から暴力を仕掛けることもあり、どちらにせよ家庭内における暴力は良いものではありません。

 

アルコール依存やギャンブル依存

 

「依存症」という心の病があります。

 

アルコールにせよギャンブルにせよ、「依存症」というのはそこに快楽が伴いますので一度陥ったが最後、なかなか抜け出すのが難しい病です。

 

依存症に陥る多くの原因は過度のストレスであり、ストレスの発散がうまくできない人ほど依存症に足を踏み入れる確率が上昇します。

 

依存症は「止めたくても止められない」という気持ちも併発するため、本人も苦しいことが多いんですね。

 

しかし、その気持ちを家族といえどなかなか汲めませんので、結果的に心的距離が離れてしまい、家族崩壊につながるというケースです。

 

ストレスを適切に処理することができる、自分を律することができる、といった人でないと依存症に陥ってしまう確率は高くなります。

 

終わりに

 

家族の崩壊を起こしたくて起こす人はいません。

 

ですが、気がついたら家族内で歯止めの効かないところまできてしまい、結果的に家族崩壊に陥ることがほとんどです。

 

今回お話した4つの事象にまったく触れていないというのならまず問題ないと言えるでしょう。

 

ですが、もし1つでも身に覚えがあれば、いまから適切に修正していくことが大切です。

 

修正には苦労が伴うかもしれませんが、円満な家庭をつぶす害は早めに摘み取ってしまうことが重要です。

 

 

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