こんにちは。
家族問題解決専門カウンセラーの鈴木悦子です。
家族関係や親子関係がすれ違ってしまう、破綻していくとき、そこには必ず理由があります。
そして、家族関係や親子関係が破綻してしまう一番の原因とも言えるもの、それは特殊なことではなく、普段何気なくしているコミュニケーションのなかに紛れているかもしれません。
家族や親子というのは心から安心して集うことができ心の充足感を感じる関係、そして家族や親子としての絆は永遠に続くものですので、安心して集うことができないと毎日が苦しくなってしまいますよね。
家族関係や親子関係が破綻してしまう原因、それはいったいどのようなものなのでしょうか。
あるコミュニケーションが生み出す悲劇
コミュニケーションというのは社会生活、人間関係において切っても切れないものがあります。
良好なコミュニケーションは毎日の生活を過ごしやすく、良い感情の波が訪れ心が安定するものです。
ですが、悪いコミュニケーションは毎日が生きづらく、負の感情に支配され心が不安定になってしまいます。
コミュニケーション、いわば目の前の相手とどうのように接するか?反応するか?によって人生や生活の質が変容し、それは良くもなるし悪くもなるんですね。
家族関係、親子関係というのは特に一つ屋根の下で縦横無尽なコミュニケーションがくり広げられますので、濃厚であり濃密な時間を共に過ごすことになります。
ですが、何かしらの出来事により一歩コミュニケーションを間違えてしまうと大きな悲劇へと変容してしまい、最悪は修復できないほど家族、親子の関係性が壊れてしまいます。
修復できないほど関係性が壊れてしまう原因はいろいろとありますが、なかでも、
家族への無視、無関心
から起こることがかなり多いと言えるでしょう。
例えばパートナーがしてくれたことに対して当たり前と思ってしまい、感謝を述べず無視してしまう。
また、パートナーに何かしらの出来事が起こっても、自分を優先するあまりそこに触れずに無関心になってしまう、など。
人は起こったできごと、行動や思いに関して、特に家族や親子から無視や無関心を決め込まれてしまうと心が傷ついてしまい、深手を負ってしまうケースがあります。
日常を振り返ってみると、家族や親子に対し無視や無関心でいることはありませんが?
無視や無関心が心に及ぼす影響
無視や無関心をされた人は心に傷を負うことが多く、場合によっては立ち直れないほどの痛手を負うことがあるんですね。
心理学の世界でも人に対しての無視や無関心は人の心に強い影響を与えてしまうと言われており、避けるべき事柄として取り上げられます。
学校や職場で起こるイジメにも無視や無関心がありますよね。
話しかけてくれない、挨拶してくれない、手伝ってくれない、裏で陰口を言われる、など、されたほうは気持ちの良いものではなく、無視や無関心が続くと学校や職場に行くことがとても憂鬱になってしまいます。
それほど強い影響力を持つ無視や無関心。他人であればまだうまく持ちこたえることができるかもしれませんが、これが一つ屋根の下に住む家族や親子だと、たまったものでありませんよね。
良好な家族関係、親子関係を築けているご家庭は、必ずと言っていいほど相手に対して「感謝」があり、些細なことでも感謝を伝えたり述べる、ということをおこなっています。
些細なこと、例えば食事を作ってくれた、洗い物をしてくれた、洗濯をしてくれた、買い物してくれた、物を取ってくれた、手伝ってくれた、など、このような現象は当たり前ではありません。
ご家庭により様々ですが、家族や親子というのはそれぞれ家庭内で役割があるでしょう。
その役割はすべてに対し当たり前ではなく、感謝の対象となります。
良好な家族関係、親子関係を築いていくには家族や親子に対して感謝を抱く、伝えることが必要であり、どのような些細なことでも無視や無関心でいてはいけません。
家族や親子に対して感謝を抱く、伝えるのは恥ずかしい、いまさら、という気持ちがあるかもしれませんね。
ですが、感謝の気持ちを抱くことや感謝を伝えることは関係性を豊かにし、家族円満の秘訣となりますので、すすんで感謝の気持ちを持つようにしましょう。
終わりに
人は「ありがとう」「助かるよ」など感謝を伝えられて気持ちが悪くなることはありません。
むしろそう感じてくれているんだ、と心が安らぎ気持ちが高まっていきます。
慣れていないと感謝するのに不器用な形となることがありますが、習慣になっていくと自然にできるようになりますので。
ぜひ今日から些細なことでも感謝を抱く、伝えるを習慣にしてみてくださいね。
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